中公文庫★★★
とうぶん読めないだろうと思って本棚を眺めていましたが、ふと、なぜか読めました。購入して3年目、とりあえず巻1だけです。(なんせ全16巻もあるんで先は遠い)
巻1は唐の安禄山からです。つまり平氏の前は藤原、そのまた前は蘇我氏。さらには中国の叛臣たち。唐朝の叛臣は安禄山・史思明で安史の乱ということになってるけど、ほんとうにそうか。彼らの名だけ残っているけど、ほんうに悪かったのは楊貴妃の縁戚の楊国忠じゃなかったのか。知っておく必要があるんじゃないか。
などなど。安禄山と楊国忠と李林甫(当時の宰相)の話で1巻の3分の2くらいは要します。で、そこから急に話は変わって本朝。蘇我蝦夷と入鹿です。
橋本治のネチネチ文にも慣れてきて、けっこう楽しく読みすすんでいるうちに、細かい話ですが「中大兄皇子」の「大兄」の意味が分かりました。単なる「皇子」ではないんですね。皇位継承の資格があるとみられる有力な皇子。皇子がいっぱいいても「大兄」は一人とか二人とか。大兄が多すぎても世がみだれる。なるほど、そういう意味だったのか。齢80に迫ろうとしてようやく理解した。
知らないこと、たくさんあります。年取るにつれてどんどん検挙 謙虚になる。首を垂れる稲穂かな。