2004年8月アーカイブ



妻は午前中にパタパタとアイロン掛けをすませ、子供に会いに有楽町まで出かけた。何で有楽町なのかは聞き忘れたが、たぶん何かの用で娘がそこまで出てくるのだろう。外は冷たい吹き殴りの雨。小雨だが、北からの風に煽られて霧のように舞っている。

正午になるのを見計らい、妻がセットしておいた炊飯器のスイッチを入れる。炊けるまでの間、武田百合子の「言葉の食卓」を拾い読みする。戦前の食事の話、貧しい弁当の話、戦後のレストランの話。この人の使う言葉は独特に鋭くて、好きだ。文章を飾らない。誤魔化さない。後味がよく、それで時折はこの人の「富士日記」を書棚からひっぱだしては読む。

炊きあがった炊飯器がピーピーわめくのでスイッチを切り、妻の言い置いたとおり、これも用意してあった耐熱ガラスの容器に移す。目的は違うが、ま、オヒツのようなもんでしょう。容器の上には湯気取りにキッチンペーパーをかぶせておく。冷蔵庫をみたら珍しく厚切りベーコン3枚入れのパックがあったので、分厚いのを1枚とりだして半分に切る。取り分けた分を更に小さく切ったら、薄くバラけてしまった。厚切りではなく、薄切りの3枚分くらいがペッタリ貼りついていただけだった。なーんだ。

茶色の鶏卵を割って、メニューはベーコンエッグ。胡椒をふり、仕上げに更に醤油を回す。ご飯は茶碗に山盛りにし、思いついて冷蔵庫から梅干しも取り出す。小さな容器に3コ入ってたので、1コを取り分ける。色も悪く、皮が少し堅いのが難点だが、味はいい。

この梅干し、茨城にリタイヤーしている歳の離れた姉が去年送ってくれたもので、塩の分量を間違って通常の1.5倍くらい使ってしまったとかいっていた。おまけに梅の外れ年で皮が硬い。ところが先週もまた電話がかかってきて、ま、いろいろな事情の末だが、その梅干しが余っているのでまた送ってもいいかと言う。もちろんありがたい話なので、断るわけがない。姉の梅干しは子供の頃に田舎で食べていた味と同じで、こういうところは母と娘なんだろうなと思っている。嫁入り前に教え込まれたのか、あるいはなんとなく見ていたのか、そんなことはなくても味の記憶だけで似てくるものなのか、そのへんまでは分からない。

去年の梅だけでなく今年の分も少し入れておくからね、と姉は電話口で言っていた。今年は塩も失敗しなかったからね、と言う。なんか、塩のことばっかり気にしている。塩がきつくったって、おいしいのに。宅急便で届いた二種類の梅干しは一目でわかるほど違っていて、古梅は硬い褐色。新梅は赤くで柔らかい。

この今年の赤い色、お義母さんの作る梅干しの色ね、と妻が言う。色素でも使っているのかと思ったら、そうではなく、紫蘇から出た自然な色なんだという。私は、そんなことも実はよく知らない。しかし、母は梅干しを漬けるとき色素を使っていたような気がする。赤色○号だからね、と買いに行かされた記憶もある。紫蘇だけでこんなにきれいに赤くなるのなら、なんで色素を入れたんだろう。たまたま梅の出来の悪い年にだけ使ったんだろうか。もう聞くこともできない。

そんなことを考えながら、山盛りの一椀を片づけた。ちょっと食べ過ぎ。 

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曇り

涼しくなって、夜がよく眠れるようになったのはいいが、明け方になると蚊が飛ぶ。蚊って、黙って刺して勝手に血をとっていくのならいいけど、痒くなるし、存在感を誇示してやけにブーンと唸るから、腹立たしい。

数日前から寝室にたぶん一匹、棲息している。あちこち刺された。妻もやられたらしい。で、昨日、一匹叩いたわよと報告があったんで少し安心していたら、もう一匹いた。

そして今朝、出掛けにハンカチをとりに寝室に入り、ポケットに入れて部屋を出ようとしたら、すぐ前をのったり飛んでいる。まるで先導するような按配で、寝室からリビングに向かってゆっくり飛んで行く。人を喰った(ま、実際、喰ったんだけど)蚊です。

あわてて追いついて叩いたけど、たぶん失敗。叩くと、急に素早くなってパッと姿をくらまします。蚊特有のワープ動作です。どうせリビングの暗い隅っこあたりで胸をドキドキさせながらひそんでいるんだろうな。で、気をとりなおして、そのうちまた出てくる。

嫌な生き物です。
文藝春秋 藤沢周平全集巻18 ★★


kaitennomon.jpg周平づいてしまって、棚の中にあった「三屋清左衛門残日録」を再読。もちろん悪くはないけど、でもそんなに大傑作なのかなー。なかなかの一冊ではありますが、私の個人評価ではせいぜい三つ星。

ついでに文春の全集を借り出して「よろずや平四郎活人剣」。このテの浪人もの、長屋ものを読むのは初めてです。なんとなく昔の山手樹一郎のような印象を持っていました。

で、平四郎ですが、水野忠邦の天保が時代ですね。一味違っていて、主人公はちょっとグレかかった旗本の庶子です。性格も深刻ではなく、時代が下っているせいか軽い。明るい。金銭感覚もしっかりしています。長屋住まいをしながら「もめごと解決」で小銭を稼いでいる。

なんだかんだ言いながら、最後まで読んだんだから、ま、いい本なんでしょう。ただ後半まで行く頃になると、また例のパターンか・・と飽きてくることも事実です。怪物鳥居は暗躍するし、登場するヤクザ者はみんなドスを呑んでいるし、性格の悪そうな侍はすぐ切りかかってくるし、しかも平四郎は主人公ですからえらく強くて、バッタバッタと峰打ちでやっつける。

多分、藤沢さんはけっこう楽しみながらこの連載を続けたんだろーな、という印象です。こういうストーリーも書かないと精神衛生上のバランスがとれない。どれもこれも一茶みたいな本だったら、やりきれません。

ま、悪くはありませんでした。上出来の講談本です。

蛇足
平四郎が稼ぐ手間賃ですが、捜し物程度だと200文~400文程度。ちょっと大きな仕事では1両とか5両。文と両の関係がよくわからないのでサイトで調べてみました。寛永の頃の公定価格で、1両=1000文。おおざっぱに言って1両は10万円くらいだそうですから、200文で2万円ですか。煮豆屋の娘さんから謝礼で取るにしては、けっこうな額です。

蛇足 2
1両=6000文(銭6貫)といううデータもありました。幕末あたりは銭相場が下落して1万文にもなったとも。こういうとこが難しい。1両の価値もかなり下がっていたようです。


曇り

ここ2週間ほど、やけに忙しい。集中を要する仕事が多く、肩が凝る。目が痛む。人は思うように動いてくれないし(そういうものです)、予定は遅れるし(そういうものです)、PCやシステムは決して順当に動かないし(これもありがち)、複雑な手順をコチョコチョやっていると、脳味噌がスパゲッティになる。おまけに暑くて、体の芯からうんざりしてくる。

休日の今朝、珍しく涼しかったですね。ベランダに出たら清涼な風が吹き渡っていました。昨日ふと思いついて髪を切ったのですが、それもあってか首筋がスースーする。汗を感じない朝は久しぶりです。真人間のような気持ちになれます。

夏休み、まだとっていません。子供も9月になってからしか取れないようので、一緒にどこかへ行こうかということになり、いろいろカタログを眺めたりトラベルサイトを調べたりしています。国内でもいいんだけど、近場の海外も捨てがたい。海外といっても日時がないですから香港とかグアム程度ですけど。ただ、どっちも暑いなー。

大昔、たぶん6月ごろに香港経由・広東へ仕事で行ったことがありますが、その時は日焼けし過ぎて大変なことになった。手足が火照って痛くて一睡もできませんでした。濡らしたバスタオルかなんかを脚にのせて悶々としたことを思い出します。

グアムは印象に残っていないなー。これも仕事で行ったんですが、殺風景なところだという記憶。ホテルの裏手というか、プライベートビーチ側はそれなりに兄ちゃん姐ちゃんや子供連でゴッタがえしてますが、表側の見道路のほうは閑散。ひたすら埃っぽくて暑いだけでした。店なんて、なーんにもない。たまに発見すると韓国焼き肉か銃砲店。

この時期なら本当は秋の気配の西欧とかカナダなんかがいいんでしょうね。でも時間がかかるからなー。肝心の予算もないし。ま、どこに行くにしても女房子供はいろいろ買い物なんかするんでしょうが、私はすることもない。たぶんカフェみたいなところで一人でボーッと過ごすことになるんでしょうね。ま、それも悪くはないです。 
雨のち曇り

ここで書いたご注意サンドイッチマン。まだ元気です。というより、どんどん元気になっている。

要するに新橋駅烏森口に立っているサンドイッチマン・オジサンなんですが、駅に通じる目の前の細い道路、赤信号でも通勤客たちが無視して渡るのに腹がたってならない。ほとんど毎日、ブツブツ文句を言っています。ブツブツというより、最近は怒りにまかせて怒鳴っている。「赤信号だよ! ひかれるよ!」とけっこう大きな声でわめいている。正義の憤りで、だんだん声が大きくなったらしい。

言っていることに間違いはないのですが、毎夕これを聞かされると、こっちもイライラしてきます。道路ではあるものの、なんせごった返している駅前ですから、実際にはめったに車なんて通らない。むしろ「こんな道に進入するなよ」と理不尽承知でドライバーに文句を言いたくなるような場所です。

そのうち、何かの弾みでケンカにならなきゃいいんですが。上司に叱られて苛ついて帰る若いお兄さんかなんかだと、耳のそばで怒鳴られるとムカッとするかもしれない。

 
今朝は久しぶりの雨でした。窓を開けたら一気に冷気が吹き込んできた。寒く感じるほどで、身が引き締まります。今年の夏のダラダラした暑さ、ほんともう飽き飽きしています。
晴れ

久しぶりに休日出勤。

前回は会社への行きがけ、近くの弁当屋で昼食を買い込んだのだが失敗だった。味にけっして敏感ではない私でも、半分たべてイヤになった。

で、今朝は東京駅の大丸地下で昼食を購入。鳥牛蒡弁当。ちょっと高かったが、ま、ものはためし。ホームから大丸への通路は帰省客で普段にもましてごった返していた。

新橋駅を降りると道路が閑散としています。主要道路も車はほとんど走っていないし、脇道では子供たちがキャッチボールをしていたりする。ところどころのビルではのんびり工事をしています。

オフィスのフロアは誰も出社していなくて静かです。今日はメールも見るつもりはないし、仕事がはかどるでしょう。今は昼休み。これから紅茶を入れ、弁当をひろげるところです。あまり時間がないので、以上おしまい。

追記
大丸地下のごぼう弁当も失敗。それほど悪くもないのだけど、さして美味でもない。おかずの半分も食べられなかった。副菜の少ない単純な安いのを買う方が賢いようです。 
文芸春秋 ★


shuuhei.jpgたぶん、藤沢周平没後の文春記念特集号かなんかが元になっているようです。

書いてる人たちはみんな周平さんを褒めちぎってるんで、だんだん飽きてきます。飽きて来るけど、一応は最後まで読みました。

読後感はあまり感心しませんでしたが、でもまた藤沢本を読んでみようという気になったんだから、ま、良い本だったんでしょう。


中公文庫 ★★★


keppuroku.jpg人気らしい「燃えよ剣」なんかと比べると、はるかに好きです。

なんといいますか、取り上げた連中にみんな味がある。女のため、出世のため、あるいは意地のため、あるいは成り行きで。必死に頑張って、たいていは破滅する。

この中で名前は忘れましたが薩摩からもぐりこんだ男のエピソート、興味を持てました。冴えなくて、頭悪そうで、でも示現流の達人で、虫歯の兆候があるとすぐ釘抜きで無理やり抜いてしまうんで歯が一本もない。変な男です。こういう男が新撰組に間諜として入る。

ま、いろいろあるんですが、生命力がすごい。戊辰戦役で官軍に捕まっても最後の最後まで脱走をはかる。逃げきれないと知っても逃げる。往生際が悪いのなんの、思い切って抵抗する。もちろん惨殺されます。で、殺したほうが一種の感動を覚えてしまうほどの野獣ぶりです。他におさめられた挿話の主人公はみんな従容として切腹したり斬首されたりするんですが、この人だけは別格。

調べてみたら富山弥兵衛という名前でした。


新潮文庫 ★★


erizabeth.jpg映画のノベラゼーションなのか、それとも原作なのかは不明。いずれにしても進行を波瀾万丈にするため時系列はけっこう無茶しているし、諜報担当ウォルシンガムがハリウッドのスーパーマンのような働きで困難を次々と解決していく。

という真っ当な話を別にすると、それなりに面白い一冊だった。

実際のエリザベスというのは、どんな人物だったんだろう。超ケチ、優柔不断、戦争恐怖症、足して二で割り何もしない、石橋叩いて渡らない・・・。でも結果的に辺境の島国イングランドを一流国に育て上げたのは彼女、あるいは、彼女の時代だ。

ひどい連想だけど、東京12チャンネル。日テレ、フジ、TBS、テレ朝などと比べると、いかんせん力はない。予算もない。平均すると番組の質も低い。でも低予算の中で工夫をこらして思いもよらない番組を作って当てる。一流キー局には決して作れないコンテンツをひねり出す。我が家ではNHKの次によく見るのが12チャンネルです。よくまぁあれだけB級タレントを使って、いいかげんな(でもけっこう面白い)番組を作る。好きな局です。

まっとうな国家が海賊働きを奨励して、しかも上前をはねる(この小説の中では確か75パーセント納入させる)なんて、普通は考えつかないですね。でもそういう政策の結果、たとえばフランシス・ドレイクがサーの称号を得、無敵艦隊撃破の立役者になる。

もう一つ、この小説で思ったのは大貴族という連中の位置づけでした。たとえばノーフォーク公という人は絶大な権力を握っていて、場合によっては女王の寝室へズカズカ侵入してきて、文句をたれている。女王側ではなんとか彼の力を削ごうとするけど、でも簡単にはいかない。

たとえば江戸時代の尾張とか紀州のようなもんなんでしょうか。でも、もっと実力がありそうな雰囲気です。淀の方に対する家康のような関係かなのかな。

論より証拠。年表を調べると、この小説に登場するノーフォーク公は4代目のトマス・ハワードのようです。1572年に処刑されてますね。となるとエリザベス戴冠が1558年ですから、エリザベスは1533年生まれの25歳。で、ノーフォーク公は1537年生まれですからまだ21歳の青年じゃないですか。こんなに偉そうにできるわけがない。ちなみに4代ノーフォーク公とアン・ブーリン(エリザベスの母)は、たぶん従兄弟です。

なんか、雰囲気が違ってきますね。もっともウォルシンガムやセシルなんかも実際にははるかに若かったようです。


文春文庫 ★★★

semishigure.jpg名作!ということになっているらしい。確かに良品という記憶はあったのだが、久しぶりに読み返してみて、あらためて自分自身の評価をつけると四つ星ではなく、やはり三つ星になってしまう。

藤沢作品に対しては、常にこの不満感を覚える。絶世の美人なのに後姿に瑕瑾があるとか、惜しいかな声が悪いとか。キズになるようなものではないけど、でも不満が残る。せっかくの、めったにいない美人なのになー。

蝉しぐれ。清涼感、透明感がいいですね。藤沢さんの風景描写は特に絶妙です。厭味のない名人芸。五間川にそそぐ小さな流れのほとりに下級武士の家々が立ち並び、その一軒の裏手で稽古帰りの少年が体をすすぐ。隣の家には12~13の女の子がいる。子供だと思っていたのに、最近は妙に恥ずかしがって避けるような様子すらある。少年も意識するような、しないような、はっきりしないモヤモヤした状況。

でも、少年にはもっともっと大事なことがたくさんあります。友人のこと、道場のこと、決着をつけなければならない少年同士の揉め事、母親への気兼ね、昼食までに帰らないといけないだろうか、それとも多少はおしゃべりの時間をとれるだろうか。

たいていの成長物語がそうであるように、というより少年が青年に脱皮していく過程こそがこの小説の芯であるからですが、境遇の劇的な変化、隣の美しい寡婦への形容できない感情、剣の道へのストイックなのめりこみ等々、読者は少年と一体になって耐え忍んだり、喜びを覚えたり、希望を抱いたりしていきます。そして、どれだけ共感させてくれるかが、こうした小説の出来不出来なんでしょうね。そういう意味では90点、95点の素晴らしい一冊なのですが・・。

終盤、透明感を持った成長物語が急に俗悪時代小説に変貌します。家老の命を受けてから友人二人と大活躍を開始するところからですね。いきなりスターウォーズかバックトウザフューチャーの一場面みたいなチャンバラ活劇になってしまい、バッタバッタと人を斬る。サービスが過ぎます。残された刺客うんぬんの挿話も余計ですね。

おまけにハッピーエンドの大団円。エピソードでのおふくとの一件は非常な蛇足です。おいおい、そんな甘い恋愛話ではなかったんじゃないの? と言いたくなります。

同じような作品では、たとえば周五郎の「ながい坂」。これも主人公がスーパーマンすぎるのが厭味ではありますが、さすがに最後はギュッと締まっている。家老かなんかに出世した主人公の背に「さすが出頭人、颯爽たるもんだな」とかなんとか、若侍たちの心ない揶揄が飛ぶところで終わっていたような気がします。

この二人、いいとこ取りしたら物凄い作品になるんだろうか。無理か。

晴れ

駅のプラットホーム。東京寄り2両目最初のドアが開く場所に1カ月ほど前から、ダブルクリップの柄の部分が落ちていた。

ダブルクリップには大小いろいろなメーカーがあるが、この落ちている柄はM型ではなく、A型の軽い小さいもの。ホームの端から5~6センチくらいの危うい場所なので、かえって蹴飛ばされることもないのだろう。乗降の際にはちょうどどまたぐ位置だし、こんなホームの端っこをあえて歩く人もいない。

しかし、ほぼ1カ月。下手したら1カ月半。ずーっと同じ位置に転がっていた。この間には大雨も降ったし、風も吹いた。でも変わらず定位置に転がっている。ホームの掃除はどうなっているんだろう。掃除はしても、汚れの多い部分だけで、こんなギリギリの端っこなんて触りもしないのかな。

電車を待つ間、毎朝そんなことを考えていた。そして今週、ふと足許に目をやると、ない。何か目の錯覚だったんじゃないですか、というように、きれいになっている。

変なものですね。喪失感というと大げさですが、物足りない気分。あるべきものがなくなった。いつも自転車屋の店先に寝ころんでいた犬の姿が急に見えなくなってような意外感。(これは新橋の自転車屋の話です。賢そうな犬なんで、気にしている)

ま、それだけの話です。 
Voyager ★★★★


stormswords2.jpgA Song of Ice and Fire シリーズのBook3 「A Storm of Swords」の下巻 「The Blood and Gold」をようやく読了。マスマーケット版(廉価版のペーパーブックですね)で、本文600ページほど。

ふだんは電車の中でしか読まないのだが、最後の70~80ページくらいは意外な進行の連続で、ついつい根を詰めてしまった。思いっきり気を持たせたところで終えて、次のBook4はまだ刊行予定が立っていないというのだからファンがイライラするのもわかります。

これで私の洋書歴は計3冊。この年になってからこんなややこしいことを始めるとは自分自身でも意外です。ただ、いまだに単語はほとんど分からないままで、そうですね、各ページに5~6コはわけがわからない。一応理解しているつもりの単語でも細かい部分は不明だし、目が悪いせいでスペルを勘違いすることも多い。headとheardを間違えたりとか。

一番笑えたのはliver。南の国で大食らいの強者が「liverとオニオンを一緒に食べる」とかいうクダリがあったけど、liverっていったい何なんだ? 辞書をひいたら「レバー」なんですね。肝臓。そうか、あれはレバーではなく、正しくはリバーだったのか・・・。oarってのもなかなか見当がつかなかった。船を漕ぐオールですわな。こういう単純そうなものがいちばん誤解してしまう。

ま、次のBook4が出るまでの間はBook1 「A Game of Thrones」で時間をかせぐ予定です。内容は邦訳でよく知っているはずなので、たぶんすいすい読める(?)でしょう。かな?

蛇足ですが、この巻のエピローグにはまいった。死んだはずがまだ死んでいなかったとは・・・。こういう掟破りもできるのがファンタジーというか、SFというか・・。


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