2012年2月アーカイブ

kouuto.jpg★★★ 新潮社

もちろん再読。少なくとも4~5回目になると思います。

読むものがなくて、ふと本棚から抜き出して中巻の途中、のっぽの韓信のあたりから読み出し、そのまま虞姫、四面楚歌まで進み、それから上巻の最初からという変則読みです。

人間が単純なせいか、やはり上巻はあまり面白くないです。英雄・豪傑・能臣が生き生きと動き出さないとやはり感動が薄い。そうそう、上巻では項羽の叔父の項梁とか、范増がいいです。范増じいさん、歳くってるとは思っていたけど、デビューの頃すでに七十翁とは知らんかった。それから失脚するまでせいぜい6年ですか。短いけれども充実した老後だった。

大騒ぎのキッカケとなる陳勝・呉広の乱が紀元前210年頃、范増の死んだのが204年頃、垓下の戦いが紀元前202年だそうです。


「死のロングウォーク」リチャード・バックマン(スティーヴン・キング)
★★★ 扶桑社ミステリー文庫

longwalk02.jpgこれも暇つぶしに再読。ん、再々々読くらいかな。

ストーリーはもちろん「100人の少年がひたすら歩く。時速4マイルを下回るとイエローカード。レッドカードになると銃殺。99人が消えるまで継続」というものです。

それにしてもこの小説を学生時代に書いたというのが凄い。若いお兄さんの書ける小説じゃないです。大きな設定とはともかく、細部がいい。キング独特のじっとりした(センチメンタルになる手前、ちょっと乾いてる)情緒ですね。

今日は首都圏も雪。たいした積雪ではないですが、まだやみません。

gx600-02.jpgCougar GX 600というゴールド電源をツクモが6,980円で特売したのでパクッと食いついたのですが、内心は少し心配でした。なんでこんなに安く売り切ろうとしたんだろ。

ツクモが売り切ってから他の通販ではだいたい1万4000円程度の値ですね。ま、発売時点の値付けからすればだいたい妥当な価格なんですが、では何故ツクモが・・・。

で、発見しました。うんうん。Cougar GX V2シリーズの発売が開始されたらしい。なるほど。新製品発売なら、旧製品ははやく消してしまわないといけないですわな。納得です。米国や英国のクーガーサイトにはGX V2が掲載されてるけど、日本語版にはまだGX V2が追加されていない。

チラっと見ると、新製品は真っ先に「新ファンがどうとか」とアピールしているみたいです。うんうん。ファンなんて、どんなにでも変更しなさい。かなり、スッキリしました。

Skyrimは無事インストール。英語exeの日本語化もうまくいったようです。

オヤヂの環境はAthlon II X2 250、メモリもDDR2-667 4Gという貧弱なものですが、先日張り込んでSAPPHIRE HD 6850、Cougarの600W電源に一新したので、一応はHight画像で動いてます。やれやれ。

だからいって、サッサと進めたりはしていません。まだあっちこっちのMODを見てまわったり、訳のわからん導入手順を調べたり、そんなこんなで十分時間がつぶせています。

デフォルトではかなり「?」だったキャラの雰囲気が、MODを入れてみたらガラリと変化。このへんが楽しいとこですね。 10年かけて遊ぶ予定です。あはは。そこまで生きてられるかな?
昨日のダウンロードはやはり日本語版でした。やれやれ。最初のうちは4~5メガ(最高6メガ)だったのに、半分くらい過ぎてからからガクンと落ちた。その後はずーっと100K台で、結局3時間ほどかかりました。なかなか大変です。

で、翌日。wikiにしたがって日本語版のバックアップを退避し、それから英語版(Ver.1.4)の差分をDL。これは案外あっさり終了したので、手順にそってskyrim_v1421_Japanese_日本語化パッチを実行。要するに必要部分を日本語版の1.2かなんかに戻す作業のようですね。本来なら手作業でやるべきところを自動的にやってくれる。

一応、これで終了のはずです。フォントがダサいと評判なのでそのうち変更もするつもりですが、少し様子をみてからでいいでしょう。

一段落したので自動ダウンロードも切り、ネックだったぷららのパケットフィルタリング設定も元に戻す。外界に対してずーっと窓を開けっ放しはすこし不用心です。

あとはゆっくり。気が向いたらMODをいろいろ眺めてみたいと思っています。英語版が1.4に大きく変わったんで、環境が落ち着くまでMODのDLも少し待ったほうが安全かな。そのへんも含めて、知らないことがたくさんあります。

このトラブルでほとんど1日かけてしまいました。

インストールして、デスクトップにショートカットが出現して、通常ならここからログインやダウンロードが始まる。これが当然ですわな。

それができないから不思議でした。なんでわざわざSteamサイトに出かけていかなきゃいけないのか。
steam2.jpg























まさかぷららのパケットフィルタリングがブロックしていたとは気がつきませんでした。ぷららユーザ、世間にはけっこういると思うのですが、みんな苦労したんだろうか。それともオヤヂだけがアホだっただろうか。

現在、なんかせっせとダウンロードしています。はっきり「日本語」を選んでないので、インストールされるのが英語版なのか日本語版なのか、まだ見当がつきません。ま、そのへんは明日の作業ですね。

おや、スピードが落ちてきた。さっきまでは3~4メガで落ちてたのに、100k台になっている。時間がかかりそうです。


うーん、わからん。頭コンガラリンコ。

ワクワクしながらSkyrimのDVD(CDか?)をインストールすると、ごくあっさり終了。どうも「Steam」フォルダを作ってデスクトップにショートカットを作るだけの役目みたいです。ということはこのCDはほとんどカラッポなんですかね。

steam.jpg























次に、デスクトップにできた「Steam」アイコンをクリックしてみると「インターネットにアクセスしろ」とあっさりしたエラーメッセージが出る。なんのこっちゃ。

で、Steamサイトを探してアクセスしてみる。よくわからんけどインストーラーを落として、これを実行すると、わけのわからない「Repair or Remove」画面かなんかになります。 これはやっぱり間違ってるらしいので、再度インストーラーを落として再実行すると、ようやく何かインストール開始した気配。

そろそろいいかと思ってショートカットをダブルクリックしましたが、やっぱりダメです。インターネットに行け!と同じことをいう。ふん。

仕方ないです。またまたSteamにアクセスして、アカウントを作成する。いろいろガタガタしたあげく、ようやく終了。さて、これからどうするんだ???

これがわからない。どこにもSkyrimを登録するような選択肢がないです。あちこち迷いました。
わかりにくいSteamのヘルプを調べてみました。で、理解できたのは
・Steam accountにログインしろ
・Games Menuをクリックしろ
・Activateを選べ


だからその「Games Menu」ってどこにあるんだ。

他の日本語解説サイトでも調べてみました。
・ページ上部から「マイゲーム」を選べ
と書いてあります。ん、で、どこにあるんだ??

その後、画像のようなサイトを発見。なるほど、たしかに上部に「ゲーム」のタブがある。

でもオヤヂの見ているSteamは違うぞ。そんなタブメニューなんて、ない

ログインしたら見え方が変化するのかな? とも思いましたが、同じです。英語版にしても同じ。念のためHTMLソースも眺めましたが、そんな記述の部分はないようにみえる・・・。

万事休す。

唯一、合理的な解決策としては「Steamの中の人が書き忘れた。気がついて、元にもどすのを待つ」ということです。早く気がつけ!。 それともこっちがなんか致命的な勘違いをしてるんだろうか・・・。


ん・・・・なんかファイアーウォルとかパケットフィルターとか、違う原因の可能性もあるらしい。また調べないといけない・・・。難儀じゃ。


解決。ぷららのパケットフィルタリング
。レベルをオフにしたらSteamアイコンから起動できた・・・。
落とし穴だった・・・。


tukumo05.jpgツクモで午後に頼んで、翌日出荷通知があり、その翌日、佐川で届きました。ビデオカードの箱はまあ普通だけど、COUGAR GX 600 (HEC-GX600)の箱が重い、重い! しかも巨大。長径がざっと37cmはあります。まるで小型の大工道具箱。なにが入っててこんなに大きいんだ・・・。

というのが第一印象でしたが、いやはや、SAPPHIREのHD6850も本体は巨大です。一瞬ギョッとする。いままで小さなサイズのカードしか扱ったことがないせいでしょうが、この長さで納まるんだろうかと心配したくらいです。

私のPCケースは10数年前に買ったFREEWAYのでかい筐体です。フルタワーとまではいかないけど、ま、大きめのミドルサイズでしょうか。SAPPHIREを入れてみると、けっこうスペースはとるものの、問題なく入ってくれました。最初に電源をテストして、問題ないことが判明してから(狭いスペースで安易に)そのままスロットに刺したりしたので、つい6Pinを付け忘れ。6Pinが接続れさていないカードはマザーにとって「ないも同然」の扱いらしく、ビデオカードはファンが回るだけ、オンボードは通常どおりに稼働。一瞬、ドキっとしました。

ちなみにファンの音は「超静か」というほどでもありません。ただ比較的低音なので邪魔になるほどでもなし。まあまあと言うべきでしょう。

さてさて。実はCOUGARの電源が大問題でした。

HD6850.JPG奥行きが長くて18cmということはもちろん知っていました。でもケースに余裕はたっぷりあるし、まったく問題ないと楽観していたんだけど・・・意外な落とし穴。

つまり電源スペースの奥17cmあたりを境にして、左右の鉄板に飾りふうの押し型(出っ張り)が始まってたんです。たぶん強度を出すためなんでしょうが、左右数ミリ、幅が狭くなっている。そもそも横スペースは限りなくピッタリできているんで、このたった数ミリ分の出っ張りが邪魔になって、どうしても電源が入らない。つまりケース設計者の考えた最大電源サイズは、せいぜいで17cmだったということ。これ以上大きい電源なんて、ないよな、絶対とFREEWAYは予想した。

いやー、悩みました。無理やり幅を広げようとしても、そこは頑丈なFREEWAYの鉄板。びくともしません。出っ張り部分を押しつぶそうとしても、てんで通用しない。さんざん考えた末、仕方なく安物のブリキ切りを引っ張りだして、堅い鉄板相手にギコギコと奮闘。部分的に切れ目を入れて、その部分だけ曲げて少し押し広げようという計画です。はい、簡単じゃありません。脂汗ながして格闘しました。

cougar.jpgで、写真のように無様な格好ですが、なんとか幅を拡大。この部分だけ拡がってみっともないし、多少の強度は落ちたでしょうが、ま、外板をはめこんでしまうと特に問題はないようです。やれやれ。

なんとか入りました。横スペースもキチキチではなく、少し余裕もできたので、電源を締めつけることもなさそうです。ほんと、やれやれ。

さて、COUGARの蛇腹ケーブル、これは扱いにくい。ある程度柔らかいので取り回しはできるけど、なんというか、ボリウムがあるんです。おまけにコネクタ大盤振る舞いの思想か、ケーブルがけっこう長いです。必死になってまとめても、それでも多い。12V系統をなるべく多く分散しようとして、結局プラグインを3カ所使いましたが、もう十分という感じ。使わない予備ケーブルがまだ3本以上はあるでしょう。

600Wでこれです。800Wや900Wはもっとケーブル数が多いらしい。しまっておくだけでも大変でしょうね。

そうそう。いかにも趣味の悪そうなデザインや色合い、実際に見ると案外いいです。見方によっては高級感とも受け取れるかもしれない。

とかなんとか。とりあえずビデオカードと電源は完了。あとはCPU、マザー、メモリですが、数カ月先の話ですね。また少しずつヘソクリを貯めないといけない。

今回の支出(ツクモネット)
■Cougar GX 600 (HEC-GX600) 6,980円
■SAPPHIRE HD6850 1G GDDR5 12,739円
■着払い 525円


PCパーツ、いろいろ大変更しようと計画を練ってきました。

ビデオカードについてはほぼ確定。RadeonのHD 6850です。もちろんもっと上が欲しいですが、いきなり高価になるからなあ。コストパフォーマンス的にはこのへんで手をうつべきでしょう。これだって、前に持っていたビデオカードと較べると、なんかのベンチ値が17~18倍も上昇する。2倍とか3倍というレベルじゃなくて、壮大なギャップです。特にどこのメーカーというこだわりもないけど、SAPPHIREが売れてるらしい、寄らば大樹。これにするか。(過去、AOoenとLeadtekでは失敗だった・・)

で、ビデオカードを買っても今の状況では電源が足りません。SeasonicのSuperCyclone 430W (SS-430HB/S)。6年前に購入して特に文句もなく使っていたんですが、なんといっても12V出力が決定的に足りないようです。時代にあわなくなってしまった。悲しいです。(12V1が14Aだったかな)

だいたい6年前というと、12V出力のことなんか誰も気にしませんでした。こまかいことはもう忘れてしまいましたが、たしか3.5Vと5Vのコンバイン出力がどうとかこうとか、そのあたりばっかり話題になっていたような気がします。

で、電源ユニット。候補に考えたのはAntecのEarthWatts EA-650 GreenとCorsairのCMPSU-650TXV2JP。どっちも評判が良くて安くて売れ筋みたいです。片方が12V2系統で5800円程度、もう片方は1系統で7800円程度。

ただし、EA-650 Greenはどう考えてもそんなに丈夫な電源ではない気がしました。たぶん設計はいいんだろうけど、それにしても価格が妙に安い。ま、常識的に考えて、そこそこのパーツを上手に使ってるんでしょうね。買って損はないだろうけど、はたして3年も5年も持ってくれるかどうか。

で、CMPSU-650TXV2JPは少しレベルが上の雰囲気で、これも魅力的。こっちに決めようかなあ・・と90%くらいは傾いていました。650TXV2JPとHD 6850の値動きを見張って、取扱店が減り始めたあたりで買おう。ビデオカードは新製品の出る2月中旬、または3月あたりが山場になるかな・・。

てなことを思っていたんですが、あははは。HEC COUGAR GX 600というのを見つけてしまった。期間限定の投げ売りの雰囲気で、ツクモが6980円。COUGAR、クーガですか・・・どこかで名前を見たような記憶があります。念のため、サイトを調べてみました。

なるほど、メーカー(ドイツ)が日本ではほとんど知られていないらしい。おまけに色やデザインの趣味もかなりあくどい。ちょっと古い感覚の12V 4レーンだし、商標がクーガ(アメリカライオン)で、箱が赤くてケーブルの模様がどうみてもアナコンダか錦蛇。あはは。(※ガラガラヘビらしい)

しかし使っている中身を見ると非常にいいです。コンデンサももちろん日本メーカーの105℃、固体コンデンサまで奢ってて、どうみても1万円以下の電源じゃない。実際、価格コムで推移を見ると一昨年の7月発売時点が1万9000円弱、それから1万5000~7000円時代が長くて、次が1万2000円レベル。今年に入ってから完全に1万円を切った。販売店にとって賞味期限がきたんでしょうね。さすがにもう売り切っちゃおうということ。

いい材料を使っているから優良電源と断言することはできません。でも、けっこう比例するんですよね。そして品質や設計は、たいてい価格に比例する。ですから「安くていいもの」はもちろんあるし「高くて駄目なもの」もたまにあるけど「高いものに良いものが多い」のも、事実。

知らないメーカーというけど、自分の中では「Antecといえばケース」だし、「Corsairはメモリ」です。電源で定評つくっていたなんて自分にとっては初耳。実際、こんな評判なんか、すぐ変化してしまいます。うん、HEC COUGARだって、数年先には大化するかもしれない。

・・・と自分を納得させて、ポチってしまいました。あは。品質が悪くて投げ売りになった電源でないことに賭けたわけで、はてはて、どうかな。そうそう。ファンは14cm。80PLUS GOLDです。筐体はかなり大きいらしい。

ビデオのHD 6850、もう少し待てばもっと安くなる可能性はあると思いますが、でもせいぜいであと1000円か1500円程度でしょうね。で、そのタイミングでうまく買えないと、品物がなくなる。あるいは一気に値上がりする。次に出るHD77シリーズ、HD78シリーズがどうもあんまり安くならない雰囲気で、1万円超の買いやすい価格帯が消えそうな気もする。ま、買い時だったと思っています。

うん、買い時だったんだぞ、と納得。


× 早川書房

saishuuteiri.jpgクラークもトシくってからはどうかな・・と心配しながら開始。そもそも共著に面白いものはないですね。でも今回はクラークとフレデリック・ポールだし、ひょっとしたら・・と期待。

場所はもちろんセイロン、今ではスリランカですか、そこの大学に通う数学狂いの学生が主人公。よせばいいのにフェルマーの定理にとりついてしまって。しかも宇宙の果てに生息する超越の意志があり、その連中、地球の将来に危惧をいだいて(ありゃ暴力的な連中だ。みんなが迷惑するぞ)、さっさと始末しようと計画し・・・。

はっきりいって駄作。クラークの良さがなーんにもない。かといってフレデリック・ポールの軽妙さは完全に空回りして田舎芝居になっているし。3分の1ほどガマンしましたが、ついに投げだしました。

教訓。やはり共著に良いものはない。どんな大家でもモーロクしてからの本はダメ。井上靖しかり、丹羽文雄しかり。水上勉は読んでないから知らない。まして風合いのちがう老骨二人がいっしょに書いたものなんて、手にするもんじゃありません。

追記
思い出した。老残劣化の代表格といえば武者小路実篤か、前からそうだったけど晩年の文章特に酷かった。ついでに筒井康隆もよせばいいのに朝日で酷いものを連載していました。これも恥ずかしいくらい。若いころはセンス、悪くない人だったんだけどなあ。

日本年金機構から封書。こういう書類、もらって得することはまずありません。たいてい何かの理由で「金を払え」という内容です。

なんだろ?と開けたら「お前は65歳になったので、年金を繰下げする権利がある」・・・というような趣旨。繰上げじゃありません、繰下げ。つまり「私は今のところお金に不自由していないので、とりあえず年金はストップしてもいいですよ」と申請することができるらしい。これをやると、あとで少し割り増しして払ってもらえるらしい。なんとも親切なことです。

念のため。何年か前に年金が開始される前、「繰下げをするかしないか」という選択があり、もちろん「繰下げなんてイヤです」という申請を済ませています。ふんと、冗談じゃない。それは先方さんも承知らしいのですが、でも法律で決まっているから65歳になったらもういちど確認が必要らしい。繰り返しご親切なことです。

それはともかく、要するに繰下げをするかしないか返事をしないといけないらしい。「しない」という場合は選択肢のいろいろいにマルをつけず(選択せず)、年金番号を記入して返送。で、その年金番号を記入する際に、「管轄」が何かも書く必要がある。厚生年金なら管轄を「厚年」と略して書かないといけない。そんな番号、知ってるだろうに・・という気がしますが。

これだけならいいんですが、その注釈を真面目に読むと頭が混乱してくる。数行の中に「厚生年金」「厚生年金保健」「厚生年金基金」と、似通った名称が3つ登場するんです。年金基金ってのは、たぶん会社で入っていた上乗せ部分のやつだろうなと見当がつく。で、厚生年金はたぶん国のやつだろう。すると厚生年金保健ってのは何だ?

あわててサイトで調べました。なんのことはない、「厚生年金」は通称であって正しくは「厚生年金保健」らしい。ひえー、知らんかった。

しかも読み進むと「はい、了解。私はお金持ちなんで、すべて繰下げでいいですよ」という場合は、何も選択する必要がない。というより、この書類を返送する必要がない

なんか、なあ。「わけわからん! どう書けというんじゃ・・・」と頭の中がワヤになって「こんなもん、ほっとけ」という人、必ずいます。すると、放置した人は自動的に「繰下げ」になる。つまり今まで支給されていた年金がいきなりストップする。そりゃ恐慌ですわな。ジイさんバアさん、悲惨です。

意図が見え見え。オカミの意図としては、なんとか繰下げを増やしたい。とりあえず払う金が減るんだから、そりゃ年金機構は助かるでしょう。非常に悪く読むと、何も選択しない(何もチェックしない)人だけが「現状維持・繰下げ拒否」なんですから、だれかが(間違って)チョイとマルをつけたら、即座に「繰下げ希望」になってしまいます。あるいはハガキが汚れて、なんかマル付きにも見えるような・・とか。ま、そんな悪い人は年金機構にいないと思います。たんなる邪推。ひねくれた深読み。

ついでですが、繰下げを希望した人は、そのまま放置しておけばまた(少しイロをつけた)年金が自動的に支給されるわけではありません。自己申告制。その時点で「支払いを開始してください」と自分で申告しないと貰えません。はは。

もう一つ、ついでですが、この返送ハガキ。自分で切手を貼る必要があります。希望もしないのに余計な申告をさせて、おまけに切手代も必要。たいしたことではありませんが、釈然とせず。

強制の介護保険 保険料は最低でも19,400円

と思っていたら、もう一つ来ました。こんどは市役所からです。ふんとに。

内容は「介護保険に入れるようになったので保険証を送るよ」というもの。はい。保険証が入っていました。ありがたいことですが、任意ではなく、これも65歳になると強制的に加入させられるらしい。

でまあ、介護保険はこんなに素晴らしいよ・・という姿勢の文面なんですが、保健なんで保険料が必要。支払ってもらいます。わざわざ支払いしていただく必要はなく、ちゃんと年金から天引きしてあげますよ。

介護保険という仕組み、悪くはないと思います。助かる人はたくさんいるし、恩恵も多いですよね。でも年金暮らしの老人から強制的に保険料をとるんですか。それも乏しい年金をカタにとって、逃げようのない天引きスタイル。年とって不自由になった人のための保健なのに、年とって貧乏になった人から金をふんだくる

その金額、8段階に分かれていて、最低19,400円から最高86,400円だそうです。ちなみに最低は生活保護受給者とか、前年の所得金額80万円以下の人です。この人たちからも年に19,400円をふんだくる

なんか、筋が通らない気がします。所得80万の人ですよ。その乏しい財布に手をつっこんで2万円近くをむしりとる。いいんだろうか。

もちろん介護にかかる費用、こうした保険料だけではなく国家が半分負担する形のようです。半分出すんだから有り難く思え。あとは自分たち同士で面倒見ろよ、ということ。でもなぜ「自分たち同士」なんですかね。

たとえばこれが全額国庫負担、支給に必要な額は増税でまかなう。そういう図式ならまだ理解できます。税金が高いのは誰だってイヤだけど、でも必要なら払うしかないです。ほんとうにイヤなら、そうした社会福祉的な徴税・活用について論議するしかない。「高税・高福祉」なのか「低税・低福祉」なのか、それは国家の大争点でしょう。でもそうした大きな方向は国民ぜんたいで決めるしかないですね。

今回の介護保険システムで気分が悪いのは、なんか「目立たないように、なんとか収支のツジツマをあわせよう」という意図が感じられるからです。モウロクしかかったトシヨリに払わせているぶんには、ほとんど国民の関心も論議も呼ぶことはない。広く皆様から・・というんじゃ大問題になりかねない。うん。ひっそり、こっそり、収支のバランスをあわせる。あんなジジイ連中、たいした発言力ないからなあ。

たしかにそうですね。昔から老人世代がブツブツ文句を言っても、確かに若いひとは無視してきました。私もそうでしたが「いつか行く道」とはけっして思わない。自分とは関係ない。あの連中、年金、ガッツリ貰ってるんだろ。払わせりゃいいじゃん。

ちなみに、たっぷり年金をいただけたらしいという噂のあるのは数十年前までの話です。いまの新規参入・年金世代は、え?と思うような額しか支給されません。なんせ、そういう政府の方針なんだから、仕方ない。年金制度は厳しいんです。でも小額であっても、贅沢せずになんとかつつましく生きていけるのなら文句は言うまい。若い世代に迷惑かけないように、なるべく大人しく暮らしていこう・・とは思うんですが・・・。

ついでですが、この市役所からの通知書 (ではなくて別途の厚生年金基金からの書類だった。えーい、混乱する)にも、同じような「年金繰下げ希望しますか」のハガキが入っていました。書式は違いますが、しつこい。なんで2カ所に返事しなきゃいけないのか。もちろん、こちらのハガキ返送も、50切手が必要でした。

この「厚生年金基金」からの書類には「国の年金を繰下げた場合、こっちのほうも自動的に繰下げになるから注意しろ」と書いてあります。そりゃそうだろうけど、だんだん頭の中がワヤになってくる・・。書いてるほうが混乱してるんだから、読んでるほう(いるのか?)はもっと理解不能だろうなあ。

またまた追記

その後、古い領収書などをチェックしていた家人から「いままでも介護保険料、取られてたみたいよ」と指摘。なるほど。たしかに天引きされてたみたいです。知らんかった。

要するに、いままでも天引きしていたんだけど、正規の年齢(役所の都合で、この時点から各年金関係の名称が切り替わる)に達した今年からは一気に値上がり(3倍程度)するということらしい。ほんと、こういう手続きにうといオヤヂにとっては魑魅魍魎です。

もうどうでもよくなってきた。


★★ 講談社

ヴィクトリア女王の御世が大英帝国の最盛期だった・・ということは知っています。また第二次大戦以降、帝国は衰退し、米国にとってかわられた。これもまあ常識の範囲でしょうね。では質問、どこで英国は凋落を始めたのか。はい。よく知りません。

teikokuno.jpgこの「帝国の落日」上下巻、ヴィクトリア女王の即位60周年祝典から稿を起こします。このへんが頂点だったということのようです。で、何がキッカケとなって英国は衰退を開始したのか。

著者は「ボーア戦争」と主張しています。この戦争、高校の世界史教科書には必ず載っているけど、内容はほとんどわからない。せいぜいで「オランダ系の住民=ボーア人」と英国が戦って、勝ったことは買ったけど英国は手ひどい打撃をこうむった・・という程度。

で、「帝国の落日」を読めばそのへんが分かるかというと、実はよくわからない。金鉱脈の利権がらみでアフリカの貧しい移民たちを相手にした「ちょいとした制圧戦」が、いつのまにか本格泥沼ゲリラ戦、総力戦(ボーア人にとって)になってしまった。それまでの植民地での戦争と違うのは、まがりなりにも白人、武装したプロテスタント、女子供も含めた住民との戦いだったこと。なんかドイツが武器援助などバックアップした雰囲気ですが、ま、英国にとってあんまり経験したことのない戦いだった。

農民百姓を相手の大苦戦で、要するに威信が大きく傷ついたんでしょうね。動機もそもそも感心できないものだったし。

前から感じていることですが、なんか英国の外交政策というのは、一種のアマチュアリズムみたいな印象がある。じゃ他の国はプロなのか?と問われるとそうとも断定できないのが困りますが、システムではなく、人的関係とか、人柄とかによって外交や政治が左右されるような気がしてなりません。

たとえば日本で(あくまでですが)小泉S次郎という政治家が気の利いたことを言ったとする。もちろん日本ではまったく相手にしてもらえません。こういう人を取り入れるシステムがない。しかしこれが大英帝国でコーイズミ公爵のご子息は小才がきいているという評判になると、首相や大臣も気に入って、突然インド総督に任命したり。で、任命されたコイズミ総督が縦横に手腕をふるって(本国の指示をあおごうとしても遠すぎる)、結果的にインドの運命を変えてしまったりする。

かなり乱暴な言い方ですが、ま、そんなふうな印象がありますね、英国には。

これがエリザベス一世の時代なら、寵臣のナントカ侯爵が女王におねだりしてアメリカ遠征軍の指揮をとらせてもらうとか。素人丸出しで好き勝手やって、失敗すれば首チョン、またはロンドン塔、たまたま成功すればガーター勲章で現地総督になって栄耀栄華。

なんか話が横へ横へズレていくなあ。収拾がつかない。やめます。

ま、いずれにしてもパックス・ブリタニカといってもインドは元からグチャグチャになっていたし、中東はアラビアのロレンス暗躍の頃から支離滅裂になっていたし、アイルランドは独立するし、カナダやオーストラリアは生意気になるし。こうした世界の動きを徹底的に弾圧しよう・・・とはしなかったのが英国。

つまり、けっして帝国主義=悪人じゃない。「あの色付き人種の甥ッ子ども、困ったもんだなあ」と心から心配している伯父さんみたいなもんです。なんとか助けてやろうとは思っている。しかしその発想はいわゆる「上から目線」ですわな。だから感謝してもらえない。常にピントがずれている。親切したのに喜んでもらえないから伯父さんも傷つく。

大成功した会社の会長みたいなところもあります。大成功したことがあるもんだから、新しい経営方針が立てられない。古株幹部の記憶にあるのは過去の成功体験・成功手法だけ。それでもふんぞりかえって偉そうにしていたら、あれっ?黄色い猿みたいな軍隊にシンガポールを陥落させられてしまった。パーシバル、山下のYesかNoか!です。白人が黄色人種に完敗した。

ま、そんなこんなで自信を失い、植民地をどんどん失い、さらに生意気なナセルをやっつけようとしたスエズ侵攻で決定的に国際的な信用を失い、わけのわからないコモンウェルスもアイマイなままでであり続け、いまのブリテンになってしまった。イングランドとスコットランドと北アイルランドの連合王国。欧州大陸からぽつんと離れた島国です。ヨーロッパでさえない。

なんかなあ。衰退の理由がわかったような、やっぱりわからないような。ヘンテコリンな本でした。もちろん歴史書、史書ではありません。「歴史をメインにおいた逸話集」みたいな本ですね。呼んで損はしなかったけど、さして感動も残らないような・・・。けっこう疲れました。

★★ ちくま文庫

サイトで書評を見て、つい買ってしまいました。

著者はなんか池田勇人の首席秘書官をやっていた人らしい。名前にはかすかな記憶があります。

jimintou.jpg池田が没したあとは東急の五島昇(たぶん)に拾われて、非公式に大平正芳のアドバイザーみたいなことをやっていた様子です。つまり自民党の内情をイヤというほど知っていた人。というより中で暗躍していたキーパーソンの一人なんでしょうね。

この本は三角大福の抗争あたりから始まり、最終的にロッキード裁判、中曽根康弘の総理就任前後までが描かれています。中曽根時代にはもう表舞台から身を引いて(引かざるをえなくて)新聞テレビを見て自分なりに分析してるだけですけど。

内容は、想像通り。みーんな大臣・総理になることしか考えていない。どうしたら政敵を蹴落として、自分が生き残れるかしか頭にない。嫉妬心のかたまり。力で脅すか、損得でうったえるか、言葉で騙すか。えげつない派閥と派閥の押し引きです。当然でしょ?というスタイルで、なまじきれいに飾っていないだけ面白い本、ともいえますね。そうそう。登場する新聞記者連中も、記者なのか政治家の走り使いなのか判然としません。政治記者あがりの秘書とか議員がたくさんいるのも納得です。

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