2017年12月アーカイブ

年齢は大台に乗りました。歳くったともいえるし、まだまだともいえる。ずーっと、この歳までは生きていようと(勝手に)考えていたので、まずは一段落ですか。あとは余生です。オマケ。


半世紀にわたる相棒との別れ

ほぼ半世紀の悪癖とお別れしました。世の中の状況がどんどんアゲンストになって、喫煙者が生きにくくなった。知らない場所へいくと真っ先に「灰皿はどこか」「喫煙場所はあるか」と無意識に考えているのがイヤになった。いじましい。

で、やめたわけです。効用としては鼻が通るようになった。せっせとティッシュを消費しなくなった。たぶん肺の汚れもそろそろ限界状況だったんだろうし、肺気腫ギリギリで踏みとどまったという感じかな。
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その代わり、非常に寂しい。ながーい友達を無くしたような物足りなさ。ゆっくりコーヒー啜りながらの一服。もう二度と味わえない。悲しい。このところ腹が出てきたのも、ひょっとしたら禁煙の副作用かもしれないです。



只見線から裏磐梯

子供の頃から「只見」というと、雪深い山奥という印象でした。あっ、ご存じない方に説明すると、新潟県と福島県南西の境あたり。新潟県側は六日町とかの豪雪地帯ですが、接する福島県側ももちろん超豪雪で山また山。巨大な銀山湖(正式には奥只見ダム湖かな)という人工湖がありますね。阿賀野川水系は水量がべらぼうに多いし、人跡まれな山奥なので水力発電にぴったり。

ま、そんな場所。新潟県側の小出から会津まで只見線に乗ってみようかと思ったわけです。ただし残念なことに、只見線はずいぶん前に大雨で線路が切れていて、そのまま修復されていない。採算があわないんでしょうね。切れた部分はバスでつないでいます。
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時間つふしで降りた上越線の塩沢では鈴木牧之記念館が意外に良かった。また六日町で泊まった「龍言」も近隣の豪商・豪農の古屋を移築したという味のある宿でした。将棋や碁のタイトル戦開催の舞台としても有名な宿ですね。

裏磐梯高原ホテル→




シャプトン 刃の黒幕という砥石です
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子供が小さい頃は家の中でノコギリ使ったりカンナをかけたり、ま、けっこうマメなほうでした。それがパソコンに出会ってからすっかりご無沙汰になった(と家内の談)。包丁なんかも、とんと研いだことがない。

砥石がダメになっていたのも理由です。下手がいいかげんに刃を当てるから中くぼみになって、砥石が役にたたない。石とかコンクリートの上でゴシゴシやれば平らになるはずですが、集合住宅住まいでは石もコンクリもない。場所もない。

というわけで放置していましたが、ネットで「シャプトン 刃の黒幕」という奇妙なネーミングの合成砥を知り、けっこう評判いいことを知りました。番手1000あたりならちょっと荒めの中砥のようで、かなり万能らしい。3000円弱。決心して購入。

なるほど。やってみるとかなり刃がつきやすいです。なまっていた2本を研いで、よしよしといい気分。ただしそれ以来、まだ一度も研いでいません。家内に言われる前にまた研がないといけないんですが・・。


一生分の旧式レフ電球

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東京都のLED電球交換イベントにのって、ピコ太郎看板の電気店でLED電球を入手。これをトイレの天井にさしこんだら、あららら、つかない

。ロート形状にくぼんだ奥のソケットに差し込む形で、ダウンライトというらしいです。本来は指向性のある小型のレフ電球を使うものなんですが、LED電球だって理屈としては問題なく点灯するはずです。でもなぜか光らない。

結局、ソケットの底のバネがかなり劣化しるのが理由と判明しました。電球の尻尾についている突起が、バネに微妙に届かなくなっている(だから家内が差し込むと点灯したりもする)。仕方なく、本来のレフ電球(少しサイズは小さい) に戻しました。こっちは点灯の確率が高い。

廊下に並んでいる天井灯も同じ形状のダウンライトです。これも当然のことながら劣化しているだろうな。ということは専用のレフ電球でないと合わない可能性がある(事実、レフ専用60Wまで、と記してある)。

なんかややこしいですが、こうした複雑な経緯で大量の旧式電球(レフ形)を買うことになりました。計5コを買い置きです。ついでにやはり旧式のフロスト球(昔ふうの普通電球です)も買いました。時代に逆行しているけど仕方ない。これで一生もつでしょう、きっと。


武蔵野中央図書館


近くの図書館がエアコン工事とかなんかで年明けまで休館。エアコン工事でなぜ休館になるのかは判然としませんが、ま、文句いっても仕方ないです。

で、調べてみたら近隣の市の図書館を利用できることがわかった。協力しあっているんですね。えらい。なかでは武蔵野市の中央図書館が蔵書数もたっぷりありそうなので、ここを利用することにしました。三鷹駅でおりて15分ほど歩く。吉祥寺からでも同じくらいの距離です。利用カードを作ってもらって、便利に利用させてもらっています。
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いいなあ・・というのが実感。フロアが広い。ゆったりしていて蔵書が多い。休憩用の椅子も多い。返却も貸し出しも自動式。図書館って、こうあるべきだよなあ。近くの地元図書館の職員が可哀相になります

狭いオンボロ図書館、建てかえる話もきかない。スペースがないんで、本はどんどん閉架(要するに倉庫)にしまいこまれている。スタッフの仕事時間の半分はカウンターと閉架倉庫との往復に費やされている。ひどい話だ。市長が悪い。市議会が悪い。



オジサン柄カレンダーと紅毛人盃


前回は失敗したので、2018年版のカレンダーは迷わず定番の「オジサン柄デスクカレンダー」を頼みました。1500円弱と安くはないものの、毎日使うものだし。ちなみに「オジサン柄」というのは冗談ではなく、レッキとした商品名です。ミドリという会社が販売している。他にも「カントリータイム 花柄」というのもあります。これ、昔は確か「オンナノコ柄」じゃなかったかな。

shingama.jpgそうそう。前から欲しかった盃も買いました。アマゾンではなく有田の窯元がやっているオンラインストアで、ここは1万円以上買うと送料無料。1万円?ですが、なんせ値のはる代物ですからちょっと頼むとすぐ1万円にはなる。盃は一口1000円程度と力不足なものの、今回は蕎麦猪口もいくつか頼んだので合計額にまったく問題なし。

この盃、しん窯という会社(窯)の紅毛人柄というものです。たぶん長崎のオランダ船がテーマなんでしょうね。紅毛人がステッキ握ったり散歩したりの絵柄が面白い。白と青のシンプルかつ味のある磁器です。

日本酒に燗つけてのむオヤヂなんて希少なので、最近はいい盃をみかけることが少なくなりました。このしん窯の盃、小振りで厭味がなく、好きなタイプです。(やたらはびこる厚手の民芸ふうには辟易)

そうそう。注文品が届いて中をあけたら、店主(たぶん)直筆の手紙が入っていました。ていねいなことです。いまどき珍しい。




ザッと検索をかけてみたら、今年は★★★★が4冊もあった。これだけでは少ないので、★★★の中からも一冊抜き出し。今年は記事数41。もちろん他にも読んではいますが、メガネが合わなくなったせいか読書時間が激減した印象です。


父を見送る」 龍應台
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著者は台湾のベストセラー作家らしく、台北市の文化局長なんかにもなっている様子。年齢は違うものの日本だったら曽野綾子みたいな立ち位置かな。

エッセー集です。テーマに共通しているのは「別れ」でしょうか。息子の親離れ、母の老い、父との死別。センチメンタルになりそうな話題ではあるものの、割合サラリとしている。ユーモアもある。ベタベタしていない。しかし情感がある。

父は国共内戦で台湾へ逃げてきて、この地で苦労して暮らしをたてる。子供たちに教育を与え、育った子供たちは医師になり、商人になり、作家になる。すっかり台湾に根をおろしたように見える一家だけど、でも父の心のルーツはまだ本土にあるんですね。故郷につながっている。死後は本土の郷里に戻してもらって田舎の親族たちに回向してもらう。

舞台は台湾だけでなく香港だったりドイツだったり。オシャレだった母もだんだん衰えていく。いつのまにか自分は母をいたわる立場になっている。それどころか、がんぜない子供たちは気がつくと自分の背丈を越え、もう大人。逆に保護される立場になっていることに気付く。

日本人だろうが、台湾人だろうが、ドイツ人だろうが、みーんな同じ。ごく普遍的な一人の女性の身辺雑記です。ごく平凡な気持ちのゆらぎや感動をメモしただけのエッセー。でも、非常にさわやか。読後感のいい本でした。


昭和史裁判」 半藤一利 加藤陽子   
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太平洋戦争の真の責任者は誰だったのだろうというテーマで、半藤ジイさんと歴史学者のオバはん(言い過ぎかな。けっこう若い)が適当に座談。槍玉に上がったのは広田弘毅、近衛文麿、松岡洋右、木戸幸一の4人とオマケで天皇。あっ、軍人はいれません。いれたら収拾がつかなくなる。

これが意外や意外で面白い本でした。記憶だけですが、まず広田弘毅は役立たずの印象。城山三郎が小説でちょっと贔屓しすぎた。近衛文麿は定説通りで非常に困った人。松岡洋右は性格悪いので嫌われるけど、それほど責任はない。木戸幸一はヌエみたいで正体不明。ひょっとしたらいちばんの元凶だったかもしれない。

ま、そんなことより、軍人も政治家も役人(とくに外務省)も、みーんな勝手なことを考えてつっ走った。臆病だったり強欲だったり。その結果が12月8日。もちろん新聞も非常に責任があります。無思慮に騒いだ国民庶民も「騙された」なんて口をぬぐうわけにはいかない。

みーんなアホだった。根性がなかった。悪かった。よくあるSFですが、過去に旅行して誰かを消せば歴史が変わるなんていう単純なものじゃないです。しかし、加藤センセに言わせると決定的な場面は3回くらいあった。(非常に困難ですが)そこで違う判断をしていれば、ひょっとしたら歴史は別の局面をたどったかもしれない。

加藤陽子という人、明快でわかりやすくていいですね。収穫です。


それでも日本人は「戦争」を選んだ  加藤陽子

soredemosenso.jpgその加藤陽子の本ということで借出し。今度は中高一貫校の歴史クラブの生徒相手にお話するという趣向です。生徒といっても栄光学園ですけどね。優秀。

やさしい筆致(というか語り)ですが、内容は非常に面白かった。知らんかったことが多いです。
たとえば。

・太平洋戦争が始まる直前の段階。日独の戦力は英米をはるかに凌駕していた。要するに強かった。だから「緒戦は勝てる」という考えには一定の合理性がある。

・パールハーバーの米艦隊が安心していたには理由があり、水深の浅い湾で魚雷を落としても底につきささってしまう。つまり無理。その無理を無理でなくしたのは、月々火水木金々の猛訓練。

・仏印を多少侵攻しても米国が参戦しないだろうという楽観論にも、実はかなりの根拠があった。

リットン調査団の時点では、実はまだ妥協解決の道があった

・日本軍には(資材でも食料でも人材でも)補給という思想がなかった。

・マリアナ、パラオあたり、つまり1944年6月あたりでもう挽回不可能、敗北確定。以後はすべて悪あがきで無意味に国民を殺した。戦争死傷者の大部分は戦争の終盤(悪あがきの期間)に集中している。

・皇道派とは「社会主義革命を目指した隊付将校」のこと。なぜ若い軍人が社会主義を目指したかというと、農民を代弁する政治家も政党もなかったから。そして非皇道派の軍人をなんとなく「統制派」と称した


中国の大盗賊・完全版」 高島俊男
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前々から読みたいと思っていた本です。図書館では発見できず、しかたなく(珍しく)アマゾンで買いました。

著者の高島さんの定義では「盗賊」とは集団で、武力をもって地域を荒らしまわったり占拠した連中です。クロサワの「七人の侍」に出てくる、馬で走り回っている山賊連中を想像するとだいたい正しい。中国の歴史をながめると、どこにでもいたし、いつでもいた。一定の条件下にある農耕社会ならこうしたあぶれ者、ごろつき。どこにでもいます。

(交通網がボロボロ、官憲の力が脆弱で、食い物を容易に奪える農耕社会でないと「盗賊」は無理です。たとえばアフリカのどこかとかフィリピンの山の中とか。いまの日本では絶対に盗賊団は成立したない)

ということで盗賊の代表として漢の劉邦、明の朱元璋、明末の李自成、太平天国の洪秀全。そして最新は中共の毛沢東ですね。毛沢東を「大盗賊」にしてしまったのがこの本のすごいところ。井岡山に潜伏し、延安まで逃避行、そこから反攻して首都奪還。たしかに大盗賊です。そして見事に毛王朝を樹立してしまった。あいにく跡継ぎの皇太子がいなかったんで、王朝としては不完全。鄧小平が実質的に別王朝を立ててしまった)

中国共産党とか毛沢東理論をマルクス主義で理解しようとするとべらぼうに難しい。無理が多すぎるわけです。しかし毛沢東にとって「マルクス主義」は洪秀全のキリスト教と同様、たんなる景気づけのスローガンです。難しく考えずシンプルに「大盗賊が王朝を簒奪した」と解すると非常に明快。これがそもそも「革命」ですわな。

この本の元本(「中国の大盗賊」毛沢東の部分ナシ)が出版されたのがたぶん1989年。天安門事件の年です。この頃だとまだ毛沢東を批判するのは遠慮があったんでしょうね。そうした遠慮がなくなって、割愛部分を追加して2004年に刊行したのが「中国の大盗賊・完全版」です。


クロサワの盗賊は馬に乗って身軽に駆け回っていますが、中国の盗賊団の場合、女や子供、雑役夫などなど引き連れてゾロゾロ移動していた。たとえば3万人の盗賊団という場合、実際の戦闘員はだいたい3000人くらい。あとはみーんな「その他」だったらしい。


紅楼夢」 曹雪芹
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なにを思ったか、とりついてみた。

結論としては、かなり読めます。6巻まで読了。すごーく面白いとまでは言いませんが、けっこう楽しめる。曹雪芹という人、なかなかの書き手とわかります。ユーモア感覚もけっこうある。

しかし全12巻の半分までたどりついて、さすがにエネルギーが途絶えました。しかし最後のほうの巻は曹雪芹じゃないという説もあるし、ま、6巻読んだらヨシとするか。

元気がでたらまた読んでみてもいいな・・・とぼんやりは考えています。でも実際には無理だろうなあ。

注) 第44回、派手な立ち回りの場面。あんまり面白かったので絵にしました。下手ですけど。


高島俊男さんの「中国の大盗賊・完全版」で面白かったこと。

中国語の「文」とは、「飾り」「ひらひら」のことだそうです。要するになくても困らないもの。困るのは「質」です。こっちは肝心の中身。質実剛健とかいいますね。このへんの違いは論語に書かれているんだそうですね。

子曰 質勝文則野 文勝質則史 文質彬彬 然後君子

質が文に勝ってしまうと「野」になる。野暮。といって反対に文が質に勝つと「史」になる。表面だけの人間みたいな意味ですかね。文人、史生。両方がバランスよく備わってようやく「君子」になれる。

で、孔子は「両方のバランスが必要だよ」と言ってるわけですが、実際の儒家というのは、ひたすらこの「文」で商売している。正直、どうでもいい「飾り」で食べている。単に男と女がくっついたり、人が死んだという「質」をぴらぴらで飾って厳粛な結婚とかしめやかな葬式にする。果てし無く重視しては重んじる。

で、こうした「文」の比重がどんどん増えることを「文化」という。文化人とか文化国家とか、そもそもはそういう意味がある。非常に納得しました。

忘れないこと。備忘録。
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ドメーヌ・カズのカノン・デュ・マレシャル ブラン。

かなり美味しい。ドメーヌ・カズってのは、いいワインを作っているところらしい。たしかオーケーストアで1260円程度。
先週のブラタモリは吉祥寺。NHKが商店街の話でもあるまいしと思っていたら、井の頭の池やら玉川上水やら、後半は五日市街道沿いの短冊状の土地の話とか、予想外に面白かった。

明暦大火で焼け出された町民を住まわせるため(あるいは区画整理の都合で追い出すため)、このあたり、武蔵野の荒れ地を短冊形に区切って与えたんですね。19世紀アメリカの鉄道沿線の大規模土地分譲みたいなものか。わー、いいなと感じるのは現代の感覚で、当時はたぶん何もない原野。なにより水がなかった、たぶん。水があれば原野のまま放置されてはいない。

要するに武蔵野台地ってのは火山灰です。南側はともかく、位置の高い北側の台地は水に乏しくてあまり利用されていなかった。人々が住みにくい荒れ地。ここは想像ですが、玉川上水が貫通し、その分水を使えるようになってようやく新田構想(実際には新畑だけど)が現実的になった。

五日市街道沿いの短冊区割り、どこかに間口というか幅が36mと書かれていました。たぶん20間。で、奥行きは1キロとか、地形によってはそれ以上。えーと、トータルで何町になるんだろ。かなり広いです。

どうしてこんなに大盤振る舞いしたか。幕府の役人が親切ということはありえないですから、ま、それくらいのスペースにしないと生計が成り立たないということでしょうか。街道に面したところには家屋を建てて裏は畑。で、ずーっと奥はたぶん林です。木の実もとれるし、落ち葉は肥料になる。そして北側ならどん詰まりには玉川上水の分水(千川とか言っていた)がある。ここから水を引けます。お役人、しっかり考えて土地割りをしている。

たぶん、当座は決して楽な暮しではなかったんでしょうね。しかし井の頭のあたりが観光地・参詣地になって人が集まり始めると、短冊形の土地は利用しやすいです。要するに切り売りしやすい。たぶん一枚の短冊が何十軒にもなったんでしょう。このへんの推移を調べている研究者もいるようです。

それどころか吉祥寺駅のあたりの土地を持っていたお寺は、鉄道会社に駅用地を提供した功徳か、結果的にものすごい資産を得た。たしかこの禅寺、明治神宮についで全国3位の納税額だったような。なんか今でも駅周辺はみーんなこのお寺の借地だそうです。というわけで、吉祥寺の町割りとか雰囲気とか、功罪はともかくこのスーパー大家さんの意向をまったく無視することはできない。なるほどねぇ。

ちなみに明暦の大火ってのは、例の「振袖火事」です。お寺が火元で大火事になり、その結果として他のお寺がいい思いをした。因果は巡る水車。

ojisangara2018.jpgずいぶん前から使い続けているオジサン柄のデスクカレンダーですが、ようやくアマゾンで来年分を確保。

税抜き1600円のところを税込み1500円くらいまでなら簡単に下がるんですが、そこから下にはなかなか行かない。いままでの最安記録は数年前の1382円かな。ずーっと待っても届かないので、とうとう諦めて今年は1464円で手をうちました。

たかが100円程度のことなのに、なぜか真剣になってしまう。楽しんでいるんでしょう、きっと。

このカレンダー、気に入っています。背にクロス使用でずっしり重い。書き込みができて便利。紙質がいい。去年(というか2017年分)は浮気して同じような別物を買ったけど、薄い再生紙みたいな紙で使いにくかった。へんにケチるもんじゃないです。

LI-TU.jpgこれとは別に、前から欲しかった「中棚受け金具」を(こっちはヨドバシ)で取り寄せてもらいました。ずーっと使っているスチールPCデスクの中棚用です。

十数年前の引越しの際だと思うのですが、金具がひとつだけ紛失してしまった。4箇所のうち1箇所がないだけで中棚がガタガタして不便きわまりない。下に本を積んで支えにして誤魔化していましたが、最近、同じような形の金具が販売されていることがわかった。DIY店でも発見できなかったのに、インターネットの恩恵です。

サイズが合うかどうか微妙ですが、安いものなのでとりあえず賭けてみました。4つ頼んで164円です。ごめん。送ってもらうのは心苦しいんで、店舗渡しにしてもらいました。

そうそう。実はオンラインでも売っていることがわかって、有田焼の窯元にもお願いしている。小振りな盃とそば猪口です。こっちはけっこうな値段になるけど、気に入っているので。近年そば猪口はともかく、日本酒用のいい盃はなかなか手にはいりません。燗つけて飲むようなオヤヂは絶滅危惧種なんでしょうね。

shingama.jpgこうやって年末、なぜか宅急便のトラックが走り回る。ごめん。


紅毛人 平盃(しん窯 青花)


使っているレンタルサーバ会社からメールで「MySQL 4は使えなくなるからMySQL 5.5にバージョンアップしなさい」との趣旨。MySQLってのはデータベースですね。名前だけは知ってるけど、見たことも触ったこともない。

データベース管理システムでは大昔、アシュトンテイト社のdBASEIIだったかdBASEIIIだったかは使ったことがあります。苦労して覚えたのに、なぜか人気なくして消えたんじゃなかったかな。その後、ネットでMySQLというのがよく使われているらしいことだけは知っていました。

レンタルサーバ会社からのメールなんて、たいてい無視しているんですが「重要」と銘打った今回だけは読みました。うーん、よく分からないんですが、バージョンアップしといたほうがよさそうです。来年1月がデッドラインというので、今年のうちにやっておくか。要するにMovableType とかWordPressなどのブログソフトの中身のデータは、それぞれMySQLに格納されて整理されている。HTMLページとして表面に見えている部分ではなく、本当はこの奥のデータベース部分が大事なわけです、たぶん。

ということで便利そうな「MySQL5.5移行ツール」というのを実行。すんなり運ぶかと思ったらいきなり「データベース1個あたりの容量が目安を超えています」というメッセージで停止してしまった。容量?? 調べてみると使用中の「MySQL 4」の容量制限は50MByteでした(MySQL 5にすると1ギガに増える)。これぽっちと思うかもしれませんが、テキスト中心での50MBはかなり大きいです。そんなに使っていたかなあ。バックアップとってみてもせいぜい数メガ程度の感じなんだけど。

というわけで、調べまくり、調べまくり、ネットを探索しまくり。そのうち「大きく見えるデータベース容量も、実はオーバーヘッド部分がおおきかったりする」という趣旨の記載を発見しました。やった・・・。

で、苦労して「phpmyadmin」という編集ツールの中にもぐりこんで(ユーザIDとかPWで苦しんだ)、これまたトライ&エラーでデータベースの中身一覧にたどりつきました。なるほど、トータルで55MBも使っている。このたった5MBのオーバ分でバージョンアップを拒否されたんだ、たぶん。

でもコメント部分のオーバーヘッドが40MBもある。(オーバーヘッドってのは、たぶんデータとデータの間の隙間。スパムコメントをさんざん削除したから、その削除跡が残ってるんですね、きっと)  ということで試しにオーバーヘッド整理のボタンをクリックしてみたらスルッと終わって、あららら、たったの15Mになった。正味はこれっぽっちだったんだ。

phpMyAdmin.jpgで、あとは気分よくトントンとバージョン移行をすすめ、安全措置もとらないまま突っ走って、MySQL5.5へ引越ししました。無事、終了。本当いうと、バックアップ(エクスポートかな)もしないで一気に引越しするなんて無謀の極みでしたね。

最後にmt-config.cgiのホスト名記載を変更し(盲点)、新しいデータベースを参照させて終了。ほんと、久しぶりにアタマを使った。頭蓋の芯が痛くなる。


講談社 ★★★★
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前から読みたいと思っていた本。図書館に「完全版」がなかったので、アマゾンで買いました(珍しい)。ま、買っても損はしない本と思います。

「完全版」というのは何か。高島さんの定義では「盗賊」とは集団で、武力をもって地域を荒らしまわったり占拠した連中。日本なら山賊とか海賊。bandit。黒沢の「七人の侍」に出てきますね。それを数千人、数万、数十万に拡大したのが中国の「盗賊」です。で、そうした盗賊集団がついに都を制圧して皇帝を追放してしまうと、これが代替わり。新王朝です。中国の歴史ってのは、だいたいこれの繰り返しだった。

この本で「大盗賊」として描かれたのはたとえば漢の劉邦、あるいは明を建てた朱元璋、明末の李自成、太平天国の洪秀全。そして最新は中共の毛沢東ですね。しかし「中国の大盗賊」の元版はあいにく諸般の事情で毛沢東の分がはいっていなかったらしい。タテマエは新書のページ数の制約ということですが、実際には当時の中国に対する遠慮があったんでしょう。やがて時代とともに雰囲気も変化し、その削除した分を復活させて新しく刊行したのが「完全版」ということです。

非常に面白い本でした。司馬遼太郎なんかが小説で丹念に描いてくれた部分、たとえば劉邦という男が若いころどうたらこうたら。それを高島さんはあっさり「わからない」と切り捨てる。そもそも本当の名前すらよくわからない。何をしていたのか、何歳くらいだったのか、どんな人間だったのか。もてあまし者だったようだけど、ゴロツキ連中に好かれる要素はあった。たぶん。大盗賊たち、だいたいは同じような育ちです。みんな功なり名をとげてから適当に自分を飾った。秀吉の「我が母が御所に仕えていた折り帝のウンヌン・・」ですね。

なぜ中国でこうした輩が登場するのか。要するに国土が広すぎるんです。本来なら5つとか6つとかの国家が分立する広さなんですが、なぜか始皇帝が統一してしまった。統一はしたけど広すぎるんで、地方のことまで手がまわらない。どこかで誰かが流賊になって騒ぎを起こしても、ちょっとした規模なら放置する。足の先にオデキができたようなもんでしょう。

そうやって放置しておくと、時々は騒ぎが大きくなる。主要都市を占領するような事態になると、ようやく朝廷は討伐しようとする。ただし討伐といっても、官兵は弱いです。弱いだけならともかく、非常にタチが悪い。盗賊は殺したり犯したり奪ったりはするければ、完全に奪いつくしはしない。タマゴを産むアヒルを殺さないようなもんで、一定の配慮がある。しかしそれを討伐にきた官兵は地域に根ざしていないのでまったく遠慮がない。盗賊を討伐した後、今度は居すわって同じように殺したり犯したり奪ったりする。それも過度にやる。盗賊のほうがまだマシ。来てくれないほうがいい。

(盗賊の有能な首領が降参すると許してもらえることがあるらしい。で、参した盗賊は、そのまま官の将軍かなんかに横滑りする。要するに賊も官兵も同じ人種。泥棒が目明かしになるパターンですね。それなら、多少は地元に配慮してくれる「盗賊」のほうがマシです)

ということで、この本の言いたいのは「いまの中国なんて、要するに大盗賊が作った国家だ」ということです。毛王朝。したがってマルクス主義だとか農民のためにウンヌンとか、みーんな嘘です。毛沢東という人物、盗賊の親分にしては多少の学問もあるし、古典からいろいろ学ぶ力量もあった。だから中華人民共和国、建国以来けっこうすんなり栄えてきた。

(毛沢東がどれだけマルクスを読んだか、これはいろんな人が疑問視していますね。せいぜい短いパンフレットくらいだったんではないか。しかし毛沢東は文人なんで、けっこう中国古典や歴史書は勉強しています。高島さんによると毛沢東の詩(詞)はかなりいいらしい)

そう考えれば鄧小平が国家の方針をあっさり変えてしまったのも不思議ではないわけです。明だったら中興の永楽帝。そもそもが共産主義のために革命したわけではないんで、自分たちの王朝維持に役立つという判断があれば何をしても当然。共産主義は単に便利な看板、スローガンにすぎない。

主張のそれぞれ、ほとんどが納得できるものでした。この大盗賊論でながめると、中国史のあやふやな部分がスムーズになる。人間をあまりかいかぶってはいけないし、神格化は論外。中国ってのは、そういう国なんだな・・と思うことで理解も深まります。ただし中国をバカにしたような本ではありません。あくまで真面目です。文体は軽いけど。

名著でした


前に見た英国ドラマ「ダウントンアビー」がけっこう良かったので、次のシリーズである女王ヴィクトリアも録画。まだ全部は見終わっていません。ところがEテレでクイーン・メアリーまで始まってしまった。しかしこの「クイーン・メアリー」シリーズ、ぜんぶで22回もあるらしい。すべて録画したらスペース的に大変そうなので、本当に録画する価値があるかどうか判別のために視聴してみました。

んんん。なんか色調というかテイストが違います。まず女官も王妃もみーんな派手で同じ顔に見えるし、貴族たちもみんなヤケに細身で格好よくて、何故か歩くときは左腰の剣を握っている。ブラブラして邪魔なんでしょうか。やたらイチャイチャしたり、必然性のないベッドシーンがあったり、王と王妃がペアで速歩したり。しかし家来や侍女の数はずいぶん削減です。女官たちは思い切って胸を露出したハリウッドふう大胆ドレス。うーん。これって、たしか16世紀が舞台のはずだよなあ。

メアリー・スチュアートが最初に結婚したのはフランスのフランソワ2世。たしか病弱で16歳くらいで死んだ王様です。でもドラマでは行動的なイケメンで、なぜかペスト流行のさなか、女官に手を出して生ませた赤ん坊を抱いてジトーッと感動していたりする。父性愛のめざめ。不思議です。

そうかそうか。メイドインUKではなくメイドインUSAのドラマなんですね。納得。番組紹介に「メアリー・スチュアートの恋と運命を、壮大なスケールと現代的なアレンジで描いた宮廷ドラマ」とある。なるほど、現代アレンジ。要するにできの悪い日本の大河ドラマみたいなもんです。

こうした困ったドラマの特徴は「時間」と「距離」の描写がいい加減なことで、あっというまに離れた城へワープしたり、10日分くらいのややこしい任務がたった1日で解決してしまう。ご都合主義。もっともこのへんを真面目にやるとテンポがべらぼうに遅くなって、視聴者が飽きてしまいます。「ナントカ公爵の城を訪問するぞ」と家来に言ってから実際に到着するまで半月かかったんでは、どうも困る。

話はズレますが、このメアリー・スチュアートの天敵であるエリザベス1世。たいていの通俗本では「腹違いの姉(ブラッディ・メアリ)に憎まれた哀れな孤独少女エリザベス」とか書かれますが、実際にはそんな半分囚人のような状況下でも、城から城へ移動する際には何百人のお供がついた。そう書かれている資料があるらしい。こうした貴人イベントの規模の感覚が、現代とはまったく違っていたんでしょうね、きっと。

おそらく貴人は何をするにも仰々しくなる。身軽にひょいひょい歩くわけにはいかない。ところが仰々しいのは現代人にうけない。(宮﨑あおいちゃんの篤姫は、西の丸だったか本丸だったか、一人でスタスタ歩いてました。大奥でこれやったら間違いなく迷子になる)

唐突に思い出しましたが、大昔の大河ドラマ(北条時宗かな。赤マフラーのやつ)で、成り行き上、大元皇帝クビライが登場した。NHKがかなり頑張った様子はあったんですが、それでも予算の限界で、非常にチープな宮殿でした。なんといっても狭い。おまけに皇帝は軽々で、よく言えば親しみやすい。威厳というか、厳粛な雰囲気がないんですよね。うかつなことを言ったらすぐ首切られるかも・・という恐怖感がない。

またまた余分な話になりますが、このへんを上手に作ってくれたのが「坂の上の雲」のサンクトペテルブルクの宮殿(エカテリーナ宮殿)でした。ひろい体育館みたいな寒々した大広間。皇帝ニコライ2世が待ち構える伊藤博文に向かってカッカッカッと歩いていく。距離がある。時間がかかる。あれは痺れるようなシーンでした。

なんだか筋が逸れてしまった。つまるところ「クイーン・メアリー」はBBCふうドラマではない。当世感覚のドラマなので、歴史ものを見ようとすると期待外れでしょうね。

集英社 ★★★
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最近、どうも本を読めません。読むのに時間がかかるのか、目が悪いのか、根気がなくなっているのか。ということで手軽によめそうなのを選んで借出し。

なるほど。典型的なアサダ節です。冴えないオヤジと古くさいヤクザと、妙に大人びた子供がそれぞれ死んで天国か地獄かへ行こうとする。で、存命中の行動審判を受けたこの3人は「このまま死ぬのは嫌だ・・」と抵抗。いろいろあって、いったんこの世へ帰還。

ま、そういうストーリーです。だいたい期待通り楽しめるんですが、うーん、子供の章だけはダメだなあ。アサダの浪花節が錆び付いてきたのか、子供だけはリアリティが感じられない。面白くない。泣けない。そうはいっても、ま、総じては面白いですけどね。電車の中でも読んで、ほぼ1日半は楽しめました。

老眼鏡があわなくなっているようです。そろそろ眼科へいってみるかな。レンズを作り替えたほうがいいような気がする。ネジもゆるんでいて、数日前には玉がポロっと落ちた。


新聞で「年金の収入が1000万円を超える人は・・・」と書かれているのを発見。政府が所得税を見直してナントカカントカという記事なんですが、はて、1000万ですか?

厚生年金の納付額には上限があるはずで、在職中の収入が高くても給付にあまり相関しません。また在職中にいっぱい払っても見返りは非常にすくない。逆に無理やりこじつければ「少なく払っても比較的大目の年金になる」厚労省ならそう言い張るかな。ま、そんなふうに決められているはずです。

で、いったいどういう人間がこんな額の年金をもらえるのか。いろいろ考えてみましたが、どうにもピンとこない。1000万円の年金を得るために、いったいどれだけの巨額を徴収され続けたのか。べらぼうに割にあいません。個人年金ならわかりますが、ふつう個人年金は「年金」扱いではないでしょう。たんなる定期的な収入でしかない。

ひょっとして書いた記者の勘違いじゃないか。そんな疑いを持ちながらネットで調べてみたら「75歳から80歳。1000万円超の人は0.004%」というデータがあった。いるんだ。0.004%というと、えーと、10万人に4人か。2万5000人に1人が1000万円超の年金をもらっている。どういう連中なんだろう。大会社の社長だって、たぶんこんな額はもらえない。というか、こんなコストパフォーマンスの悪い取引はふつうしないでしょう。

というわけで、いろいろ調べてみた末の答えは「企業年金」でした。なるほど、そうか。ずーっとべらぼうな高給取りで、しかも会社(役所)が巨額の企業年金を設定していて、今はかなりの高齢。そういうケースならありうる。そういうレアケースの爺さん(婆さんでもいいけど)が「2万5000人に1人」いる。そういうことでした。真面目に考えて損した。

ただしそういう爺さんにとって、年金がいくらかなんてさして意味はない。貯金やら不動産やらたんまりあるはずで「1000万の年金なんて、ヘッ!」でしょうね、きっと。

辣椒(ラージャオ)という中国人のマンガ家がいます。「激辛トウガラシ」という意味らしいですね。きつい風刺マンガで当局に睨まれて、結果的に亡命した。たまたま日本に来ていたときに本国で急に怪しい雲行きになって帰国を断念した。正確にいうと亡命ではなく、日本のどこかの大学に職を得て滞在延長という形なのかな。日本ではめったに公式な亡命は認められませんから。

書いているマンガ、たまに面白くないものもありますが、総じては素晴らしい。個人的には尖閣をテーマにした寝パンダの火傷ものが大傑作と思っています。検索かければたぶん発見できるでしょう。

ネットではニューズウィーク日本版に「辛口風刺画・中国的本音」という連載をもっています。ただこのところパッタリ途絶えている。たいてい月に一回は更新があったのに8月から更新がない。かなり心配です。

日本での支持者はけっこう多いと思うし米国アマゾンでも1位になったとかで名前は売れている。急に強制退去なんてことはないと思うのですが、はて。ただし中国当局からはかなり憎まれていると思います。日本の外務省、あんまり信用てきないからなあ。

期限がきたのでまた武蔵野中央図書館へ。で、今度のテーマは新しい蕎麦屋探し」です。図書館から文化会館通りを三鷹駅方面へちょっと南下して、中道通りで左に折れ、吉祥寺駅へ歩いた途中に「十色」という店があるらしい。ちなみにこのあたり、北西から南東に走る大きな道路は北から五日市街道、南は井ノ頭通りです。で、その2本の大きな道路の間の住宅街にはこじんまりした道が2本あり、北は名称不明、南が中道通り。名称不明道路のほうが真っ直ぐで落ち着いて雰囲気もいいですね。

はい、ありました。中道通りの右側。あんまり蕎麦屋という外見ではなくわりあいモダンな感じです。でも近づいてみると・・・・ああ、定休日。月曜が定休なのか。

仕方なく吉祥寺まで行って、仕方なく東急デパート7階レストラン街の神田松屋。あれれ、店の前の椅子に10人ばかり座っている。まさか。他の店にするか・・と見渡したけど、トンカツやも湯葉の店も中国料理も、みーんな行列待ち。平日の昼過ぎなのにこんなに混むのか・・・。

結局、アーケード街の真ん中あたり、商業ビル1階の吉祥寺砂場へ。初めてです。こじんまりした店で、一見は庶民的。味はまずまず。値段はけっこうする。ちなみにかき揚げソバが1500円でした。今度ここへ来ることがあったら、どうせならじっくり腰すえて酒でも頼むか。1本つけて何かつまみを取って、最後にそばを手繰って、だいだい3000円見当でしょうね。天ぷらに自信ありそうな雰囲気です。熱々のかき揚げは美味しかった
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Firefox Quantum (ver.57)、しばらく使用してみた印象としては、たしかに軽快な感じで悪くはないですね。

ただし予告通り、アドオンはほとんど使えなくなったようです。あちこちで悲鳴が聞こえる。ま、当方は無関係だけど。

というわけで悪くはないんだけど、問題が2つ。まずナビゲーションバーの左側に「再読み込み」と「ホーム」のアイコンが移動したこと。いままでは右側だったんで、非常に使いにくい。ついマウスを右上に動かしてから「アッ違ったか・・・」が多発する。わざわざ左サイドに置く理由があるんですかね。
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もう一つ、ブックマークがなんか冴えないです。各サイトのアイコン(ファビコン)が灰色なのは仕方ないにしても、フォルダーまで汚いグレーになった。たしか前は黄色っぽいフォルダーだった気がします。たいして綺麗なフォルダーではなかったけど、味気ないグレーよりはマシだった。グレーがずーっと並ぶと景気が悪い。

でフォルダーアイコンを変えようとトライしたんですが、いまのところ成功せず。専用のアドオンはあるもののまだ「Firefox Quantumに対応せず」状態です。またどこかのサイトに書かれてたようにchromeフォルダーにuserChrome.cssを作成して、これだ!という文字列をコピーしてみたけど、まったく効果なし。

しばらく我慢するしかありませんね。そのうち誰か偉い人が対応策を考えてくれるでしょう、きっと。


早川書房 ★★★
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コニー・ウィリスの未読(たぶん)短編集を発見。収録はすべてヒューゴー賞かネビュラ賞の受賞作のようです。ま、彼女にとっては珍しくもない賞でしょうが。

表題の「混沌ホテル」は、なぜかハリウッドのホテルで開催された国際量子物理学会のお話。当然のことながら、ホテル内は大混乱におちいります。量子論の不条理の世界。そこにあるはずのものはないし、予約した部屋はふさがっている。宿泊している客は泊まっていない。会議の部屋へいくと、もちろん真っ暗で誰もいない。

何かしようとしないほうがいいんですよね。レストランへ行ったはずなのに、あれれ?、会議室にいる自分を発見したりして。

まれびとこぞりて」もなかなか良かったです。えーと、クリスマスも間近の頃、宇宙人がやってくる。もちろん宇宙人は美女を狙ってはいないし、地球を征服しようとも思っていない。なぜそんなことをするために、はるばるアルタイル(かな)から飛来しなきゃいけないんだ。

要するに、アルタイル人たちが何をしたいのかまったくわからない。連中、じーっと立ちすくんだまま。不快そうに人間たちを睨んでいるだけ。なんか不機嫌なオバQがたくさん立っている印象です。そして当然コニー・ウィリスお得意のすれ違いと誤解が生じ、ドタバタ騒ぎ、ワケがわからなくなって大混乱のうちに恋がうまれる。


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