2020年4月アーカイブ

だいぶ前にWizardry8にReforged Modを適用。少し試してはみたが、どうも雰囲気が好かん。なんというか、あわい色合いというかイメージで、幻想的を狙ったんでしょうが、少し違うような。ちょっとやって、そのままストップしていました。

あっ、念のため。Wizardryというのは、40年近く前に登場したRPGです。RPGはロールプレーイングゲーム。剣士、盗賊、魔法使いなどの6人組が冒険するPCゲーム。その世界観が以後のこの種のゲームの原型となりました。

初期はぜんぜん派手ではなくて、真っ暗な画面に白い矩形で部屋を表現するシンプルなスタイルでした。でもはてしなく想像できる余地がある。暗い部屋のドアを開けると、何かと遭遇する。ドキドキします。世界中から支持されて、シリーズはどんどん継続発展。で、19年前にはWizardry8が登場した。

Wizardry8。グラフィックの貧弱さが最大の弱点(かなりひどい)でしたが、ゲームそのものの仕組みは素晴らしかった。当然、次のWizardry9の発売が待望されました。でも、ダメでした。制作会社の内情があまりにグタグタだったんですね。世界中のファンが「買うぞ!」と言ってるのに、次を作れなかった。哀しいことです。販売政策も下手くそで、たしか英国のゲームメディアが「名作なのに売れなかったゲーム」のランキング何位かに入れていました。

ま、そういうことで、違うMODをやりたくなった。入れたのはClassicPatchという、日本人が作ったMODで、思い入れを込めていろいろ追加や拡張をしているらしい。こういうMODを作るような人って、すごいです。もちろん完全無料。まだやってないけど、たぶんゲームバランスも悪くないんじゃないかな。

以上、前置きが長かったです。で、あらためてWizardry8をインストールして、MODを上書きして、設定のためにバッチファイルを一本おいた。バッチとは xxxx.batとかいう名称の(通常は)短いテキストファイルです。まずプログラムAを実行して、つぎはBを実行して、それからCね・・・という具合にプログラムの実行スケジュールが書き込んである。Windowsが登場する前の、昔のDOS環境ではよく使われていたものです。当然、簡単と思ったら、これが意外に手間取った。

内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません

こういうエラーメッセージですね。なぜかプログラムが動かない。

試行錯誤。あちこち調べ、ようやく解決。半日近くかかった。ようするに環境変数の「Path」を書き換える。なんのことかワケワカメですけど、「Bを実行して、それからCね・・」のBやCがどの場所のBやらCなのかをPCにあらかじめ教えておく必要があった。そうでないと、あちこちにBやCがある可能性があって(ないけど)、混乱してしまう。「あの部屋の北側の窓の下の片隅にいろいろ置いておくから、まずあのへんを探してね」と指示しておくのが「Path」。

そういうことのようでした。PCに触りはじめてほぼ35年。環境変数とか、聞いたこともなかったなあ。尻もしないで、今までなにをやってきたんだろう。

「関白宣言」の替え歌は、さだまさし本人のものをふくめて、いくつかネットに上がっている。

その中で「関白宣言 替え歌 緊急事態宣言のうた」というのがいちばん良かった。ウタエル という人がYouTubeにあげたものらしい。声もいいです。


徳間書店★★★
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たぶん楽しく読めるだろうと思って、本棚から抜き出し。

三重県と奈良県の境目あたりにある、ま、たとえば神去村ですか。杉と檜の村です。麓あたりはスマホ電波も飛ばない。山頂まで上がるとなんとか通じる。

横浜あたりの無気力ぐーたら青年がそんな僻地に(騙されて)行くはめになる。就職する気も進学する気もないんで、親が無理やり林業研修みたいな形で仕事につかせた訳です。

20歳以下の若いものなんて一人もいない。ん、村の小学校の先生だけはまだ若いかな(おまけに美人だし)。子供も一人いる。あとは皆無。爺さん婆さんたちが「なあなあ」「なあなあ」とやっている。そんな山村で慣れない修行のいろいろ。指導役の兄貴分は山のエキスパート。短髪・金髪のゴリラみたいな男だし、神隠しはあるし山の神様はウロウロしているし、命知らずの危険祭りもあるし。ま、尋常じゃないです。そんな僻村の一年。いわば林業歳時記ですね。しをん版新日本風土記

いかにも・・という臭さはありますが、面白く読めました。林業入門、山暮らし入門類ですね。


新潮社 ★★★
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副題は「天才たちのカオスな日常」。

著者の奥さんが芸大の美術(美校)にいるので、いろいろ話を聞ける。面白いと思って何気なく編集者と雑談していたら、パクッとくいつかれた。それ、本にしよう。ま、そういう経緯でいろんな学生にインタビューさせてもらったらしい。

全員、ちょっと変わっている。オタクであったり、変質的であったり、奇妙に楽天的であったり。環境に恵まれていて、しかもみんな凄い才能のかたまりです。天才集団。年に数人は行方不明になる。いなくなっちゃうわけです。生きているのか死んでいるのか。何しているのか。誰も不思議には思わない。「天才」の部分だけ除外すれば、50年前の学生なんて、たいていそうだった気もするけど。

まったく浮世離れしているようでもあり、反対にピアノとかバイオリンなんかだと逆に自分をいかに売り出すかが非常に重要で、ものすごく世俗的。美校の教授と学生は友達みたいであり、音校はひたすら先生の教えに従う。邦楽なんかだとほとんど「師匠」と「弟子」です。

面白い本でした。秋にあるという学園祭(藝祭)、見てみたくなります。


歳とってくると指が乾燥するせいか、スマホを使いにくくなります。指の表面を静電気が通らなくなるんでしょうね。

とりわけ文字入力がつらいです。はい。あの五十音のフリック入力とかいうやつ。しっかり覚えてしまえばいいんでしょうけど、まだやたら時間がかかります。ストレス。

で、PCと同QWERTYの文字盤なら馴染みのローマ字入力が使える理屈です。しかしこんどは文字盤が小さすぎる。指先がどうしても左右上下のキーに触れてしまって、やたら誤入力。

styluspen.jpgそれで、ためしにタッチペンを買ってきました。どれがいいのか見当もつかないので、名前だけ頼りにエレコムの製品。ふーん、スタイラスペンというんだ。

結論。スムーズです。QWERTYの文字盤でどんどん文字が打てる。タッチが非常に楽になる。すばらしい・・・。久しぶりに感動。

エレコム スタイラスペン P-TPALBK

偶然つけたテレビのNHKスペシャル。「新型コロナウイルス瀬戸際の攻防~感染拡大阻止最前線からの報告」。

いわゆるクラスター対策班ですね。テレビのコメンテイターとして出ているときは見るから野暮で冴えない(失礼)不器用そうなセンセイたちが、過酷な現場では生き生きとして仕事をしている。血が通っている。かわいそうに、やたらカップ麺をすすっている。ホテルも自分で探して連泊している。(役人は手配しないのか!)

そうか、彼らがサボっていたわけではないんだ。その上の層の連中、官僚なのか政治なのか。それがぶ厚く覆って邪魔している。言葉を曲げて受取り、都合いい部分だけ利用。数日前のアベの横に座らされていた副座長のナントカ先生とか、要するにアリバイ作りを手伝わされている。そういえばこのところ、アベがやたら「専門家の言葉によれば・・」を連呼しています。

まだ暗い気持ちですが、そのへんの実相がすこし見えました。長期戦になるんでしょうね、きっと。

天気予報の森田さんが、なんか大きな声で(この人は天気天候の話題だとけっこう興奮する)「何時何分に月がナントカ・・」といっていた。スーパームーンだったかな。

月が地球に大接近らしいです。とくに満月だと径の大きさが際立つ。調べてみたら地球から35.7万kmに接近。ちなみに遠いときは40.5万kmだそうで、あんがい楕円軌道なんですね。さらに妻によると「ピンクムーン」だともいう。赤いからかなと思いましたが、4月の満月を米国なんかではそう呼称するらしい。先住民がそう呼んでいたという説もある。ふーん。

せっかくなので写真をとりました。月って、かなり撮影が難しいですね。あんまり成功したとはいえませんが、一応。
20200408moon.jpg

9年使ってきたモノクロのレーザプリンタ(Canon LBP6200)、しばらく前から一部カスレ(汚れ)が出るようになっていたのが、どんどん悪化。クリーニングかけたら一瞬復活したけど、これがカンフルの逆ダメージになったのか、いきなり全面カスレ状態におちいって、オシマイ。

lbp6240.jpg前から次はカラーレーザにしようと思っていたんですよね。候補はSatera LBP621C。昔はン十万だったはずのカラーレーザプリンタが、なんと2万円強まで下げてきた。買わない手はないと思ったんだけど、いざネットを探してみるとどこの店舗も「在庫切れ」「入荷待ち」です。コロナの影響かな。中国から入ってこなくなったのか。

悩んだ末に、モノクロレーザで妥協しました。新機種はLBP6240SS。末尾のSSは販売キャンペーン用のツケタシらしく、本体はLBP6240です、たぶん。

有線および無線で接続可能。外見は古いLBP6200とそっくりなので、たぶん基本設計は同一の改良版みたいなものでしょう。2014年に発売の機種です。

ということで購入。アマゾンですが販売業者はアキバの店らしい。割引もあって1万1781円でした。安くなったなあ。下手にトナーカットリッジ買うくらいなら、新品交換のほうが賢いです。(ちなみに旧・LBP6200の純正カートリッジは6000円くらい)

インストールはけっこう手間取りました。単純にドライバー入れれば・・・とやったら何故かうまく繋がらない。無線でいったん繋げたはずがダメで、仕方なく有線にしてみて、これもけっこう苦戦。仕切り直し。今度はマニュアル通りに愚直にすすめていって、ようやく繋がりました。

思い込みはいけない。謙虚・基本が大切ですね。

無線接続のつもりが結果的に有線ネットワーク
になった。でも、ま、どっちにしてもUSB接続からは解放されたわけで、もう本体の電源が入っているかどうかを気にせず、自由に子機から印刷できます。これでまた10年くらいは持つかな。よほどすることがなくて退屈したら、また無線接続にトライするかもしれませんが。

新潮文庫★★★
hyouryu.jpg
ときどき見ているブログの人が感想を書いていた。へぇー。これ、未読だなあ。

たまたま駅前で時間が余っていた折りに思い出して、本屋さんへ。吉村というとやはり文春ですかね。棚には5~6冊あったけど発見できず、隣の棚の講談社でもなく・・・はい、新潮文庫でした。なるほど。

江戸時代の難破ものですから、スラスラ読めます。とくに吉村昭は感情を出さない淡白な書き方なので、あまり抵抗がない。スーッと読み進める。

沖乗り船ではない小さな土佐の和船が、急な嵐にあって漂流。大きな木製のカジが壊れてしまうと和船はどうにもなりません。風で倒れそうになるので゛次は帆柱を切る。ここまでやったら船は丸坊主です。流されるだけ。自由はいっさいきかない。

こうしてたどりついたのが小笠原の鳥島。火山島、孤島です。水がない。緑もない。ただアホウドリが大量住み着いています。連中、食べ物は魚なんで、羽根をやすめる陸地があればそれで十分。葉っぱを食べるわけでもないし。

で、遭難者たちはアホなアホウドリを毎日殴り殺して食べる。雨水をタマゴの殻にためて飲む。洞窟をさがして住む。仲間が次々に死んで孤独になったころ、また違う難破船が漂着する。生活のノウハウを教えてあげる。逆に違う智恵を得る。そうやって、たしか13年経過した。

すごいですね。アホウドリの肉だけ(それも最初の数年は火をおこせず、生肉)。ときどき海草とか貝とか。それだけで生きていく。鳥の羽根を綴ってマントにする。

だんだん体が鳥臭くなる。アホなアホウドリも、少しずつ警戒して逃げたりしはじめる。アホウドリが北に渡ってしまった数カ月は、保存用の乾燥肉だけでしのぐ。辛いなあ。

ま、最終的には本国に帰るんですが(だから資料が残って、本を書けた)、こうした過酷な話を坦々と書くのは吉村昭の特徴でしょうね。最終的に郷里の土佐へ戻った主人公は「無人島」と呼ばれたそうです。墓にも「無人島野村長平」と彫られた。

井伏鱒二も同じ題材で小説を書いているようですが、10ページ程度で終わったらしい。たぶん、力尽きた。資料が少なすぎたのかな。


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