2021年7月アーカイブ

備忘録

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たぶん忘れるから、メモ。
2021年7月23日、東京オリンピック開幕。日中のブルーインパルスは雲と風のためか、あまり印象的ではなかった模様。
日本のワクチン接種 1回36% 2回完了24%程度。
東京は緊急事態宣言発令中。神奈川、埼玉 千葉、大阪も8月2日から発令。

東京の新規感染22日1979人。27日 2848人。28日 3177人。29日 3865人。31日 4058人 ひぇー。
   ■陽性率 20%超え。(インドネシアの死者数10万人超え)
4日 4166人。5日 5042人。


中日新聞社(東京新聞) ★★★★
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東京新聞というか中日新聞というか、ま、その新聞に連載の政治マンガをまとめたものです。佐藤正明という人。たぶん、該当紙の読者以外にはあんまり知られていないんだろうなあ。

私も数カ月前まで知らない漫画家でした。去年、中央の大きなマンガ賞を受賞した。えーと、日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)です。で、ネットでいろいろ紹介されて、これが面白い。少なくとも私にははまった。

で、何冊目かの本を出したということがわかって(7月20日発売だったか)、アマゾンに注文を出しました。その時点の状況では売り切れで、在庫が入ったら送付するよということでしたが、実際には3日ほどで届きました。

一読。なーんだ、ごく最近分を収録かと思ったら、けっこう古いのも採録されていました。アベのモリカケ・サクラとか、トランプの米朝会談とか。もちろんスガとコロナなんかも入ってはいます。

そうしたマンガに東京新聞の元政治部長がいろいろ解説をつけている。悪くはないし親切ともいえるけど、そのぶんマンガ点数を増やしてもよかったかな。

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なかなか良かったです。自分の好みとしては特に「新学期」シリーズかな。世界のリーダーたちが一同に会したとある不良高校の教室風景()。

たとえばやっかいものの金正恩が紙飛行機ロケットを飛ばし散らしている。ボスの座を争ってかトランプと習近平が対決している。だらけた感じで足を机にのせているのはドテルテ。窓のあたりではプーチンが子分のアサドとこそこそ悪巧みしている。前の席ではセーラー服のメイとメルケルが揉めているのかどうか()。えーと、アベはたしか最前列で見えない・聞こえないふりしていたかな。

いいセンスです。一枚の絵で10分か15分は楽しめる。

あとがきでは、自分のは単なる「政治を題材にしたマンガ」であり、とくに風刺とかいうもんじゃないとか書いてありました。たしかに「鋭い!」とかいう感じではなく、あんがい温かいです。巧いけど、たとえば朝日の山田紳さんなんかとは、似ているようで少し違う。

うーん、同じ政治家たちに対して、山田紳がうんざりしているとすれば、佐藤正明さんは笑っている。同じようなもんでしょうけど、ほんの少し違うんでしょうかね。

たぶんアマゾンの担当者が想定したより実際の注文が多かったんでしょうね。
たんなる新学期ではなく、トランプが新しい学級委員になったらしい。それで不平顔の習近平と話をしているのか。
メイが愚痴たれてるのかもしれない。うそつきボリスの悪口。

春陽堂書店★★★
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坂口安吾エンタメコレクションなるシリーズが刊行されていたようです。春陽堂書店。

春陽堂って、ひょっとして子供のころに見た全集の版元かな。古い蔵の片隅に日本文学全集のようなものがあった。夏休みの午後、こっそり玄関先の壁から鍵(木製の柄。カギ型の鉄製)を外して、ひそひそ通った記憶あり。ひんやりする蔵の二階、高いところの小さな窓から西日がさしていた。

調べてみたら春陽堂には「明治大正文学全集」というシリーズがあったようです。これだろうか。たぶん30巻か40巻くらい。

ま、それはともかく。エンタメコレクションは「現代忍術伝」「盗まれた手紙の話」「女剣士」の3巻構成。で、今回借り出したのは「女剣士 坂口安吾エンタメコレクション<伝奇篇>」。

中身は「桜の森の満開の下」とか「夜長姫と耳男」とか。安吾の代表作でしょうね。何十年ぶりかに再読できました。表題の「女剣士」は初読ですが、ま、現代の山の中に暮らす父親と娘。剣術版巨人の星です。徹底的に激しく鍛える父、応える娘。そこにケチなコソドロが下僕として入り、その三人はやがて・・・・。

なんというか、これぞ坂口安吾としか言いようがない。ただ「エンタメ」と形容するのはちょっと違うような。

そうそう。説話ふうな短編も多いのですが、これらと太宰の「お伽草紙」、どっちが先立ったのかな。非常に似通っています。


新宿南口

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いまにも雨の降りそうな午後、所用があって久しぶりに新宿南口を(少し)歩きました。変わりましたね。

東口はたまに行くし、南口も高島屋なんかにはあくせく何回か行った記憶があるけど、サンロードサザンテラス()そのものをゆっくり通るのは何年ぶりになるのか。改札を出てからもまごついたし、周辺もずいぶん高いビルがたくさんできて景色が違う。稜線が違う。完全におのぼりさん気分で周囲を見回しました。

サザンテラスを「サンロード」と混同していた。サンロードは中野です。おまけに、実はなんとなく途中まで屋根があるように脳内錯覚していた。ひどいなあ。
ちなみに渋谷はもう40年以上行っていません。若いころは乗り換えでよく使っていたけど、ずいぶん変わったんだろうなあ。ぜったい迷子になる。
再訂正。中野はサンプラザ。サンロードは吉祥寺。あーややこしい

M500s

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m500s202107.jpgで、ロジクールのM500sが届きました。

形は前のM500tとまったく同じです。中身だけ違うというのが変な感じ。

で、保証期間は3年→2年。少し期間が短くなった。価格コムなんかの評を見ても、あまりほめてるのはない。悪くはないけど、前のほうがよかった・・が大部分です。

いまのところ、使い心地はまったく前と同じです。ほんと、なんで変えたんだろ。

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数日前からマウスの動きが悪くなって、うまくコピー&ペーストができない。よし、この部分をドラッグして・・・と思ったとたんに反転範囲がズレる。

最初はマウスパッドのせいかと思ったんだけど、違いました。チャタリングです。マウス内部の小さな端子がふるえる(たぶん)。1回クリックしたはずが2回、3回と受け取られる。要するに「コピー」→「移動」→「カット」→「ペースト」みたいな作業を瞬時にやってしまう。作業内容が信用できなくなる。

いつ買ったんだろ。ロジクールのM500t。2017年9月でした。なるほど、3年の保証期間を10カ月ほどすぎてしまった。よくできているなあ。しかたなく温存してあった虎の子の同モデルをひっぱりだしました。これでストック分はオシマイ。

同じモデルをもう一個ほど確保しておきたいんですが、残念ながらもう生産停止です。しぶしぶ次モデルのM500sを注文かけました。旧製品のほうが信頼性があるんだけど、仕方ないですね。新しいのは2年保証。少し耐性に自信がないらしい。なんで新製品に切り換えるんだろ。

新しいものほど悪くなります。注文のM500sが届いたら、いまのM500tは温存に戻す予定。ケチ。

文春オンラインの記事に「"おじさん構文"にはなぜ"読点"が多いのか」というものがあった。

へぇー、そうだったのか。テンの多い文章は爺さん特有ということらしい。たとえば『おじさん構文にはなぜ読点が多いのか』というふうになる。

たしかに最近の若い人の文章、ま、圧倒的にネット上のものだけど、読点は少ない。ついでに句点もめったに使わないで、空白で代用。また意図的に誤変換を使用したりする。省略語を使う。いろいろ工夫というか変化しているんですね。

一方でトシヨリ文に限らないけど、一時期、雑誌系ではやたら単語に句点(マル)を使うのが流行していた。『おじさんの構文』とか、見出しで多用。あれは「?」でした。強いていえば強調なんでしょうが、要するにミテクレ・デザインでしょうね。

その記事の後半で本多勝一の「日本語の作文技術」(朝日文庫)について触れられていました。これ「作文・文章作成」関連では唯一、まっとうな本ですね。日本で刊行されている「文章読本」は無数にありますが、他はみーんな駄作です。

句読点の打ち方。修飾語を置く場所。主語と述語の位置関係。どうやったら『読みやすく、明確に伝わるか』。感覚や情緒ではなく完全にテクニックとしてとらえる。技術書ですね。掛け値なしの名著。

少し嬉しくなったので紹介したくなりました。

もっていた本、ずーっと昔に「読むといいよ」と若い社員に貸したらそれっきりになった。惜しいとは思わないけど、ちゃんと読んだんだろうか。

いまさらだけど、6月初めに国会を通った「医療費2割負担法」。これって75歳以上の後期高齢者の医療費を「原則2割に引き上げる」法案だったらしい・・・。

いまさら何を言ってるんだと叱られそうですね。来年後半ごろに切り換え予定で、後期高齢者も窓口負担が(従来の1割ではなく)2割になるということは知っていました。ただ既得権という観点からして、来年後半ごろの線引きで、それ以降に後期高齢者となる人は2割負担。それ以前に後期高齢者の仲間入りしていれば無事1割入り。ま、そう理解していたわけです。

という次第で、指折り計算して、なんとかすり抜けられたな・・・と安心していたわけ。以後の団塊世代がドドッとまとめて後期高齢者になるんで、ここで締切りをかけたんだな。よかったよかった。

しかしどうもそうではないらしい。75歳以上、単身なら年収200万だったか、それ以上なら全員が2割負担になる)。要するにいま仮に80歳で医療費を月に5000円、年に6万円払っていたAさんは、以後は12万円払うことになるわけです。それが困るならクリニックに行くな。

高いか安いかという話ではないです。適正かどうかではなく、実質負担がいきなり倍になる。しかも適用になる人の数は非常に多いはずです。新聞報道では「全体の23%に当たる約370万人」だそうですが、いままでこうした「いきなり徴収額が倍になる」なんてあからさまな増税)、例があっただろうか。

事前情報、解釈は自分の勘違いだったのかもしれないけど、新聞、テレビ、メディアは騒いだかなあ。かなり大騒ぎするに値する法案と思うのですが、なんか、釈然としません。騙されたような気がしてならない。

現役並収入なら3割負担です
どっかのデータですが「後期高齢者」の総数は1,691万だそうです。
オカミがもたらす恩恵の目減りという形式ではありますが、実質的には「税」です。

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