2011年2月アーカイブ

Willis02.jpg★★ 河出書房新社

短中編集です。ウィネベーゴって、なんかインディアン族名みたいだなと思ったらやはりそうだったようで、Winnebago。ん? インディアンってのは差別的な言い方になるのかな。

言葉は難しいです。エスキモーはいかんということで、イヌイットと覚えたら、これもまた違うとか。カナダではイヌイット、アラスカではエスキモーとか書いてるところもありますが、これもはて・・。で、インディアンではなくネイティブアメリカンが正しい? トム・ソーヤーに出てくる「インヂャン・ジョー」という男、単に訳者のセンスが古いのかと思ってたら、どうも「インヂャン」は蔑称らしいです。知らないことって多いです。

で、ウィネベーゴってのはキャンピングカーというか、モーターホームというか、中で暮らせるようなでっかいクルマらしい。日本ではあまり流行ってませんけどね。アメリカ映画なんかではよく見る。そのモーターホームが消えさって(インディアン部族の絶滅にもつながる)、ついでに犬の仲間も絶滅する近未来・・がコニー・ウィリスの中編の舞台。

表題の「最後のウィネベーゴ」、けっこうシリアスなストーリーです。コニー・ウィリスらしいドタバタ要素があまりない。なんとなく余韻の残る中編でした。

三菱の23インチ液晶モニタ、RDT232WXを使い始めてから1カ月が過ぎました。だいぶ慣れたので使用感など整理してみます。

rdt232wx.jpg◆画面サイズ、大きさなど
ちょうどいいサイズですね。これ以上大きいとたぶん首が疲れます。
ただしデフォルトの1920x1080だと、文字サイズが小さすぎて私には辛い。仕方なくフォントを110%に上げていますが、残念なことに文字を大きくするとHTMLのデザインが少し狂ってしまうのが惜しい。

かといって1600x900など解像度を下げると、あははは、滲んで汚すぎ。許容範囲を越えてますね。これが液晶モニターの宿命のようです。

◆画質など
初めてのDVI接続ということもあるんでしょうが、クッキリ綺麗です。IPSパネルということで、多少斜めからみても違和感はありません。ちなみにノングレア。スタンダード画質で見ています。

とりあえずブライトネスを50%、コントラスト45%程度にしています。当初はこれでもまぶしい印象でしたが、すぐ慣れました。予想していたほど目が疲れません。

◆キャリブレーション
厚紙の絵を使うキャリブレーション用ツールがありますが、すこしやってみて断念。あまり実際的な感じではありませんでした。いろいろ試してみましたが、「ま、どうでもいいや」と諦めています。正しい色よりも、目にやさしい発色のほうが大事。

◆ゲームなど
4対3のゲームなどを立ち上げるとき、当初はOSからウィンドウを立ち上げていましたが、この場合、ウィンドウ画面がかなり暗くなる。ガンマ修正ツールを使うしかありません。

またマウスカーソルがうっかりウィンドウの外に出るとアクティブでなくなり、ツールバーにスッ飛んでしまうのが難点でした。

その後モニタの「アスペクトモード」にしてみたら意外に快適なので、こちらを使っています。通常はフル画面選択しかできませんが、4対3アプリを立ち上げた状態でなら「アスペクトモード」を選択できるようになります。表示画面の左右に黒い帯ができます。

◆価格など
結果論として、そう高い買い物でもなかったという印象です。長持ちしてくれるといいんですが。おまけに買った後、すこし値が上がっているのも気分がいい。もし壊れるのなら、保証期間の3年以内にしておくれ。その後はイヤよ。

◆支持パーツ
安っぽいプラスチックパーツを組み合わせて高さを決めます。サイトでは評判が悪いようですが、とくに気になりませんでした。一回高さを決めたら、そこから変えることはないし、ひどくグラグラすることもないようです。

◆HDMIとか音とか
まったく用がないし、興味もなし。したがって評価できません。

◆設定の容易さなど
数個の小ボタンが枠の下部についています。直接見えないところを指でさぐりながら操作します。非常に使いにくいですが、そうひんぱんに触るものでもない・・と考えれば納得。

ただし電源オンオフのボタンも同じ位置にあり、あまり使うと壊れそうで怖い。そのかわりミニ・リモコンが付属しています。これも小さくて安っぽい作りですが、あんがい便利です。(ただし電池を入れ換えするときが少し怖い。非常に粗悪な作りで、ツメが非常に固い)

というわけで、総じて気に入っています。ただし耐久性だけが問題ですね。一般的に液晶は3万時間とか5万時間とか言われているようで、9時間×360日×9年=29160。ざっと9年で3万時間ですか。持つかな。

koarashi.jpg★★ 講談社

この作家の本、初めて読みます。

うーん、最初は「ひどいなあ・・」という印象。文体が独特です。荒いというか、大胆というか、とにかくエネルギッシュ。

内容は、ま、悪を究めようとした宮本武蔵ということなんでしょうかね。文体もあいまって、ひたすら土臭く、どろどろしていて、おまけに展開される哲学のようなものが訳ワカメ状態。フシギな本でした。ちなみに登場人物、ほとんど標準語はしゃべりません。新潟弁か秋田弁か、あるいは関西弁か。

でも独特の力はあるので、最後まで読みました。図書館には何冊か並んでいましたが、また借りるかとい言われるとさて・・・。


「マーブル・アーチの風」 コニー・ウィリス

marble.jpg★★★ 早川書房

短編集。コニー・ウィリスですから気はきいている。定番のドタバタものもあるし、ラブコメディふうのものもある。タイトルになっている「マーブル・アーチの風」はちょっとシリアスです。

経済的にも余裕ができ、数十年ぶりにロンドンにやってきた夫婦。たぶん、老境にさしかかったあたりなんでしょうね。昔と違って買いたいものはたいてい買う力があるし、高価そうな前から3列目の中央座席だって予約できる。

しかし奥さんはどんなに探し求めてもあの食器を探せない。ハロッズにもない。他の店にもない。おまけに見たいショーの切符は手にはいらない。友達はどうも浮気をしているらしい。

亭主はさんざん乗りまくって好きだった地下鉄で、不思議な突風に見舞われる。何回も見舞われる。生臭く、心の冷えるような風です。

その風が何なのか・・がテーマ。ここで書いたら未読の人に怒られてしまいます。

善は急げ。バッファローのLPV3-U2Sというプリントサーバを注文しました。アマゾンで4880円。理由? 手頃な価格だったからです。手頃だったけど、このバッファローという会社、いつのまにかドングリの群れの中から頭ひとつ抜け出して「信頼の周辺機器会社」みたいな雰囲気になってきましたね。やたら品数も多く販売している。たしか以前はメルコですよね。

prints.jpgとくに製品が優秀とは思いませんが、ある程度は信頼できる。いま使っている無線ルータもそうだし、昨年買ったDDR2メモリもバッファローだったと思います。メモリの場合はどっちかというと、かなりブランド品の部類にはいるのかな。

どこかのサイトでも書いてありましたが、確かにマニュアルが読みにくいです。他に比べるとバッファローは比較的マシな方なんですが、それでもスンナリいかない。「お手軽ナントカ」という大判の導入案内はあるものの、いきなり「win7 64bitはCDを参照」と冒頭にある。で、そっちのPDFには「ここの部分はお手軽ナントカに従え」とか。あっちへ飛んだり、こっちへ飛ばされたり。

で、読みにくいマニュアルの共通項として、肝心の部分と瑣末な部分が同居している。けっして嘘は書いてないし、親切ではあるんですが、結果としてカナメの部分が埋もれていたりする。まず最初に「おおまかな道筋」とか「重要項目」とかを列挙してくれるといいんですが、たいていとそうじゃないです。

で、数回はうまく行かなくてやりなおし。

最終的に理解したのは
・プリンタの既存のドライバはいったん削除しておいて、LPV3 マネージャをインストールしてから再インストールしたほうが安全らしい
・ツールを使って検索したプリンタのパスを入力するんだけど、ここの部分がときどき変になる。
・うまく行かなかったら、すべて消してしまって、最初から忠実にやりおなすのが賢い。

要するに、自分勝手に判断してやるんじゃなくて、書いてあるとおりに愚直に進めなさいってこと。

もちろん双方向通信はキャンセルしましたが、それでも印刷開始まで数十秒かかるし、おまけに印刷は問題なく進行しても「通信エラー」が出る。これはプリンタのプロパティの「クライアントコンピュータに印刷ジョブを表示する」を外し、ついでに「全般」→「基本設定」→「環境設定」→「拡張設定」→で「印刷中プリントのモニタを行う」のチッックも外したら、急にスムーズになりました。

やれやれ。

たかがプリンター、プリントサーバですが、けっこう面倒なものです。

arnika.jpg毎度の話ですが、レベル12付近までたどり着いた時点で気がかわりました。

やはり4人だと持てる武器が少なくて面白くないんですね。The Avengerも使いたいし、Light Swordも外せない。可能ならExcaliberも使いたいし、Valkはやっぱり槍だよなあ。

つらつら考えても自分は七面倒な育成過程とハラハラしながらの武器探しがいちばん楽しいようです。で、やりなおし。

◆Fighter (HealAll覚えるまでPriest予定)
◆Valkyrie (槍専門)
◆Ranger (今回は弓をメインにするか・・)
◆Samurai (光剣を使う予定)
◆Monk (素手専門)
◆Bishop (最終はStaff of Doom・・)

たいぶ記憶が戻っているので、とんとん進んでいます。けど6人のフルパーティだと面倒みるのが大変ですね。Arnikaでそれぞれのスキルアップにてんてこ舞いです。おまけに今回は転職なしを原則にしているので、ハイブリッド連中がなかなか本を読みこなせません。レベル16を過ぎてようやく一人前でしょうね。

FighterにPriest修行させているのは、バランスを崩さないようにという考えです。Fighter、成長が早すぎるしアホみたいに強いし、おまけにスキルポイントを割り振る項目がなくなる。面白くないんです。で、ちょっと回り道して苦労してもらおうということ。HealAllが使えるFighterってのもいいかなと思った次第。

そうそう、Samuraiも久しぶりです。鎧、なかなか手に入らないし、重いんだよなあ。Monkはもちろん素手で勝負。まだ素手Monkの経験がないのでこれも楽しみです。錠前開けはSamuraiが担当します。全員、可哀相なチビのカニさん相手に1回分の回り道をしています。ただしステルスは上げすぎず、30程度。ステルスを高くしすぎると面白くないんで。

現在、ようやくレベル9になりました。

Windows7、なにしろ個人的事情から文字入力が32bit限定という環境で使っているので、64bitで動くエクスプローラではダイレクトに漢字を入れられないという不便さがあります。

ファイル名やフォルダ名に全角文字を使いたいときは、いったんエディタに入力した文字列をコピーして貼り付け。アホみたいですね。でもこれは最初から覚悟していたことです。ガマンしています。

haichi.jpgもう一つ、Windows7で非常に不自由なのは、フォルダー内で勝手にファイル整列されてしまうということです。デスクトップだけは自由に配置できますが、下層のフォルダ内の場合、かならずなんからの規則で整列を強制される。

今まで「使用中のファイルは左、これからのものは右」とか、「ふだん使わないものは下にほうに固めて」とかフォルダ内でやっていたので、どうでもこうでも整列させられると非常に困ります。

右クリックで「ここにコピー」したり、必要に応じてファイル名を変更したりすると、間髪入れずヒュッ!とファイルがすっ飛んでしまう。「あれ、あのファイルはどこに消えた?」状態。かなりストレスだったわけです。

仕様だから仕方ない。MSの技術やさんが何かの事情で、前からあった「自動整列の解除」というモードを削除してしまったんでしょうね。不安定になるとか、呼び出しに時間がかかるとか。ま、深いことはわかりません。

あきらめていたのですが、ふとしたことで発見。ここ、「Win7自動整列拡張」というフリーツールです。ついに出た。自動整列モードを追加することによって、それを使わないという選択も可能になる。

ためしにインストールしてみました。なるほどなるほど。ファイル同士の間隔に少し違和感はありますが、見事に「勝手にファイルを置く」ことが可能になりました。

かなり、嬉しいです。


だいぶ以前からプリンタの調子がイマイチでした。

使用プリンタはLP1400。安物のレーザです。今は無線ルータからイーサネットケーブルで、プリントサーバを介して繋いでいるのですが、いつの頃からか動きが悪くなった。ノートを使っている家人が大きなPDFなんぞを印刷しようとすると、いやー、時間がかかるかかる。おまけに2~3枚に1枚は文字ヌケが生じます。

たぶん、安物プリンタなんで、性悪なメモリを積んでるんだろうと勝手に推測していました。メモリがアホだから、文字ヌケが生じる。

私自身はめったに印刷なんてしません。印刷するとしても精々で一枚もの。多少時間がかかっても特に不都合はなかったわけです。

ところが昨日、確定申告のために12ページのPDFを印刷しようとしたら、いやー、待っても待っても印刷が始まりません。

ゴウを煮やして、印刷方式をスプールなしの「直接印刷」に変更して、印刷ジョブを監視しながら、1ページずつ印刷してみました。すると判明したのは、印刷データを送ることは送るけれども、印刷が終わったのにジョブが開放されていない。いつまでたっても「印刷中」のまま。プリントサーバを介在してるから双方向通信が効かないのは承知しています。でもジョブが開放されない・・・だからひたすら時間がかかる・・・のは意外でした。

仕方なく、1枚印刷するたびに「印刷中」のジョブをキャンセル。アホみたいな話です。

で、今日、念のために使っているプリントサーバ(I/O Data ETX-PS/P)の仕様をサイトでチェック。するとななななんと、LP1400は「サポート外」のプリンタになってるんです。なんかEpson独自のESC/PageSシステムを使ってるんで、ダメなんだとか。

そうだったのか。ようするに「LP1400」と「ETX-PS/P」は一緒に使っちゃいけないものだったんだ。

おまけにLP1400の仕様を確認してみると、これってパラレルポートだけでなくUSBポートもあることになってる。えええ?とプリンタの後部を見ると、たしかにそれらしいのがあります。

うーん。二重の失敗。そもそもI/O Dataの旧式ETX-PS/Pを買ったのは、わざわざ「パラレルポートが使えるから」という理由でした。本当はパラレルにこだわる必要なんてなかった。世の中、主流はUSBですからね。

どうするかなあ。簡単なのは、まともなプリントサーバを新規に買うことですね。アマゾンで調べてみたら、安いので5000円弱。けっこう高いなあ。高いけど、スムーズな印刷のためには買い換えるしかないのか・・・。

東京には珍しく雪が舞っています。北風に乗って、けっこう激しく降っています。でも、まだしっかり積もるというほどではありませんね。

窓の外の電線に雀が山盛り、てんこ盛り、鈴なり。えーと、数えるのがたいへんですが30羽は越えています。羽をふくらませてひたすら瞑目している(寝ている? 考え事をしている?)やつが多いのですが、ときどきヒョイと飛び上がって位置を変える動きをします。

雪の当たる風上を嫌がって、風下に移動しているのかなと思いましたが、そうとは限らない。右に席を移したり、左に移したり。いったん付近をバタバタ飛んでまからまた戻ったり。

なぜ電線なんだ・・・と不審で、ネットで調べてみましたが、ひっかかるのは「なぜ電線で感電しないのか・」というたぐいのものばかり。「なぜ電線が好きか」の回答はありません。

電線の太さがちょうどいいのか。見晴らしがよくて外敵を避けられるからなのか。それとも「銅線が電流で多少の熱をもっているから」という説(奥さんの説) もあります。寒いんだから、物陰にでも避難すればいいのに

要するに、わからない。「それはね・・」とスズメが解説してくれればいいんですが。

★★★ 集英社

sangokushi03.jpg全5巻のうち1巻2巻は読んでいましたが、その後買うチャンスがなくて中断。最近、図書館の閉架にあることが判明して、残りの3~5巻を借り出しました。

書いてるのは三好徹なんで、ま、しっかりしています。また主役が劉備ではなく曹操というのもいいですね。

映画レッドクリフなんかも曹操を比較的(比較的!)まともに扱ってますが、でも娯楽大作の宿命で、どうしてもワルでスケベという扱い。なんですか、意馬心猿で呉の周瑜の奥さん(小喬)のお茶セレモニーに騙されるとか、どうも軽いです。そうそう、八卦の陣なんてのもあったな。

子供の頃から三国志演技の劉備ってのは偽善者ふうで好きになれませんでした。ついでに張飛もアホすぎて魅力がありませんでした。

三好三国志でも、劉備は優柔不断の偽善者です。張飛もアホです。で、関羽はカッコいいんですが、最後の最後ではヤキがまわる。ヤキがまわって独善になって、死んでしまいます。死んで祭られて関帝廟を世界中に残す

実質的な魏王朝を立ち上げた曹操も、後継者では失敗します。豆を煮るに豆殻をもって・・の「七歩詩」エピソードとか。なんか、苦労知らずの二代目、三代目なんで、数代も経ないで魏は消えてしまうらしいです。司馬氏の晋(西晋)がそれに続く。


「シェイクスピア・シークレット」 ジェニファー・リー・キャレル


shakespeare.jpg★ 角川書店

作者はまともなシェイクスピア学者らしく、さすがにシェイクスピアにまつわるウンチクはなかなか面白かったです。シェイクスピアとは誰だったのか、とんな候補者がいるのか、エリザベス朝時代の雰囲気とかエピソードとか、興味をそそられるものが多々。

でも小説としては酷い代物でした。無意味にヒロインが英国、スペイン、米国を飛び回り、人間ドラえもんみたいなスーパーエージェントが現れ、大金持ちのオバハンが神出鬼没。で、無意味にバタバタと人が死に、レイプされかかったり、洞窟の中で活劇があったり。

才能のない作家(アマチュアもどき)が適当に都合よくストーリーを作ったという感じ。最後のほうはスッ飛ばしで読みました。ひどい小説だった。

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