2003年4月アーカイブ

集英社 ★★


dosukoi.jpg深夜、どすどすと異様な地響きが江戸八百八町にとどろきわたり・・・と始まって、最後もまた怪音で終了。全編これぶくぶく肥満のアンコ力士たちと呪いとこじつけがましい解明、破天荒ミステリーが相撲取りならぬ尻取りふうに連綿と続きます。キーワードは「肥満」

京極夏彦の本、読むのはこれが最初。最初というのは不幸な巡り合いだったかな。それとも他の本も同じようなものなんだろうか。

完全に遊びまくった連鎖短編集ではありますが、文章は達者なひとですね。あまりと言えばあんまりな・・と思いつつ、結局最後まで読んでしまいました。京極夏彦の他の本を見つけたら、はて読むかどうかは微妙。


世界文化社 ★★★


shingan.jpg小林秀雄なんて、教科書で読んだっきり。なま女房が深夜に鼓を打ってなんとか・・という代物でしたか。以来、手にとってみたこともない。いかにも偉そうで敬遠してました。

世界文化社の本ですから、写真がけっこう入っています。骨董とか絵とか書とか。小林秀雄が愛したという青磁やらなんやら、一見しただけではは少しも良さそうに見えないですね。やはり世界が違う。レベルが違う。

いろんなエッセイやら評論やらを収録していますが、中でも青山二郎との仲間うち対談は違った意味で面白かった。ほとんど意味不明。酔っぱらった友人同士がヘロヘロでしゃべっているような内容。でも当時の信者にとっては含蓄だらけの素晴らしい高踏対談だったんだろうなー。

ザーッと(それでも小林秀雄ですから、時間はかかる) 読んでみました。ザーッと読んではいけない本だということは理解できました。一行一行、テニオハの一つ一つに味がある。重いとでもいうか、じっくり舌の上で転がして味わわなくてはいけない文章ですね。濃厚な抹茶です。

「平家物語」の評を読んで、なんか平家をじっくり読みたくなりました。文庫で探して第一巻だけでも買ってみるかな。以前は荒唐無稽の太平記に興味があったけど、今度は平家。老後の楽しみになるかもしれない。


PCがバッタンバッタンと落ちまくっているので、ゲームはちっとも進まない。まだレベル9あたり。

でも街だけでは退屈なので南の墓地まで遠征してきました。けっこう道中が苦戦です。ザット回り終えたので次は北に回って、サイ男の基地にも行きました。道筋、たかがハイウェイ強盗団あたりに遭遇しても、死ぬ思いで戦わないといけない。戦士連中がまだ弱いなー。Fighterは当たり外れが多いし、侍は打撃力がないし、Rangerもまだまだ。 
小雨

白髪の琴屋さんが来て、一面は持ち帰り。それでは困るので当座用の稽古琴(人からの貰い物)のゆるんだ糸を締めてくれました。この安物古琴、一目見て「ベニアですね」と言います。違う木の胴に桐を薄く貼った代物だそうです。確かに品のない琴ではありましたが。でも人の琴をいきなり「ベニアですね」と言わなくてもいいような気もしますが。

糸締めをさりげなく、ジーッと観察。なるほど、わかりました。やはり力まかせではなく腕をテコのように使って糸を引いている。世間話をしながら、キュッキュッと簡単に締めている。

帰ってから妻が弾いてみると、締めたはずの糸の一本はまだ緩かったそうです。いかにも信頼できそうな職人さんふうの雰囲気の人なんだけど。世の中、こういうことが多いんで困ります。 
晴れ

帰宅してシャワーして出てきたら妻が待ち構えていて、「琴の糸締めしてくれ」と言う。それならシャワーする前に言ってもらいたかったなー。手もローションの類で滑りやすくなっているし。

糸が一本切れたらしく、交換。ただ、これって簡単じゃないんです。思いっきり引っ張って、その引っ張りがゆるまないように保ちながら縛って固定する。前回もかなり苦労してようやく成功し、そのときは何となくコツがつかめたたような気がしたけど、今回は通用しませんでした。どうしても緩くなってしまう。4回ほど挑戦して、挫折。腕の筋肉が棒になって、握力が消失。もう若くないなー。慣れない労働でパジャマが汗でグチャグチャ。今年になって初めてビールを飲みました。

慣れた人なら女性でもギュッギュッと手早くやるらしいです。たかが糸一本。業者に頼むといい顔されないし、けっこう金をとられます。ちょっと悔しいのでサイト検索したら、一件だけ「糸締め講座」がひっかかりました。なるほど、力じゃなく、一種のコツなんだ。理解しました。明日、まだ琴屋に依頼してなければ再度挑戦してみよう。 
早川書房 ★★★★


7king.jpg「氷と炎の歌」と題したファンタジーシリーズの第一巻。「七王国の玉座」の原題はA GAME OF THRONES

表紙は女子高生むけみたいで超ひどいけど、中身はいいです。久しぶりに面白い本を読んだ充実感があります。ローカス賞受賞作。しかし、しかしそれにして装丁は内容と乖離して悲惨だなー。写真は上巻ですが、下巻に至っては乳房もあらわなな女王かなんかの絵で、これだけで潜在読者の7割くらいは逃がしてる。恥ずかしくて電車の中で読むにはかなり勇気がいります。最近の早川書房って何を考えてるんだろ。

舞台は中世のブリテン島を思わせる封建の世。ハドリアヌス防壁を連想させる巨大な氷の壁の北は異形人が彷徨しているし、海を隔てた荒野にはフン族みたいな弁髪の騎馬民族が荒し回っている。で、大狼や黒牡鹿、金獅子などを紋章とする誉れ高い大貴族たち及び一族が激しく争い、騙しあい、陰謀渦巻き、王位を狙う・・・。

登場人物はやたら多いです。最初のうちは誰と誰がどういう関係なのか、間違いなく混乱します。でも50ページくらい読んでるうちに、だんだん筋が見えてくる。

極悪非道の騎士、魅惑の悪騎士、愚かで頑固な騎士、知恵だけが武器の高貴な血筋の侏儒。子供たちもたくさん登場します。健気な王子、たくましい少女。愚かな美少女。素晴らしいのは、人間が決して類型的ではないということでしょうか。細部がよく書かれていて、魅力あるキャラクターが多く、感情移入しやすい。

ファンタジーというより極上質のSF、あるいは充実した歴史文学の雰囲気すらあると言えるかもしれません。そうそう、一言唱えれば火炎がほとぼしるような便宜主義魔法はほとんど出てきません。ただ皆無というわけではなく、最後の方でほんの少しだけなら、ありますが。

続編(巻2: A Clash of Kings、巻3: A Storm of Swords)を早く読んでみたいけど、どうせ刊行は時間がかかるんだろうなー。作者は全6巻の予定だそうです。

追記:
装丁は目黒詔子という人だった。こういうタイプの絵をかく人に依頼した早川書房が悪い。どういう読者層を想定してるんだろ。

追々記:
この本、どう形容したらいいのかなー。コニー・ウィリスの「ドームズディ・ブック」ほどは叙情的でなく、ダン・シモンズの「エンディミオン」シリーズよりは妙な偏愛がなく、ヒロイックでもなく、SFチックでなく、マイクル・クライトンの「タイムライン」よりは人物が描けていて真実味がある。そんな書にル・グィンの「ゲド戦記」の味をちょっと振りかけ、ウォルター・スコットの「アイバンホー」も混ぜこんだような・・・。説明しきれませんね。


スリ技を放棄した清廉の6人組。PC不調のあおりもあり、まだアルニカで修行中です。
 
arnika3.jpg初めて技術屋に合成させました。びっくり箱。けっこう使えますね。これも初メンバー化学屋はどんどん技術を会得しているようですが、なんせ予算がないのでスペル数は多くありません。主に治療魔法専門。

そうそう。ものは試しでGadgeteer使って武器屋のAntonからスりさせてみました。もちろんスキルがないんでハナっから無理なはずなんですが、たった1回だけ成功例が出ました。そんなこともあるんですね。

現在、レベル8。戦士だけがレベル9。戦士も侍も弱くて、ミスが多いです。2~3回振ってなんとか1回当たるという感じ。当たれば20~40の打撃にはなるんですが。ちょっと油断するとすぐ殺されてしまいます。自動戦闘モードにして放置し、昼食を食べていたら、いつのまにか全員死んで死神画面になっていました。

戦士ならとにかく強さに配分というふうに、一つのスキルだけを早く100にしてしまおうという方針でやっているので、その影響もあるかもしれません。早く何かを100に達してしまえば、後の割り振りが楽になるはずんだけど。 
晴れ

昨日の土曜。雨の降る前の午前中、小金井公園まで行ってきました。人があまり出ておらず、盛りを過ぎた桜はひたすらハハラハラと散るばかりで、それなりの散歩でした。気温も上がり、家に帰りついて数十分したら雨が降り出しました。

公園の広場で横列になってアルミ(多分)の棒を小脇に抱え、講師ふうのオバサンの訓話を受けていたた5~6人のオバサンたちは一体なんだったんだろう。薙刀の練習でもないし、棒術か何か? オバサンたちのすぐ近くで、無関係みたいな雰囲気で、老夫婦らしい男女がこれも棒を持って踊っていた。こっちは明確に中国武術の雰囲気。太極拳みたいにお互いの周囲をフワフワとゆっくりゆっくり舞っているようだった。 
Fighter、Samurai、Ranger、Gadgeteer、Alchemist、Bishopの6人組。プレーはエキスパートモード。スティルスを上げたりしないで堂々と白面で戦う、スリはしない、の2つがコンセプト。

いやー、これは辛いです。必死になって街には駆け込んだものの、なんせ金がない。今までだったら捨てていたようなクズアイテムも大事に拾って、売り払ってお金を作る。よさげなスペルブックをお店で発見しても、そう簡単には買えません。

防具も貧弱。それでもなんとか工面して野太刀を侍用に買いました。Fighterは仕方なく、鍛冶屋のオッさんが隠していた例の呪われた剣を装備。レンジャーは槍です。これで、街を徘徊している悪党連中となんとか戦える程度かな。けっこうハラハラしながら戦闘しています。現在レベル7~8。

この前、Alchemistが初めて薬を合成してくれました。たいした代物でもなく、まだあまり役にはたっていません。 
晴れ

土曜日にでも花見に行こうかと話していたのだが、当日はあいにくの雨。で、今日の日曜は妻が外出。日差しは暖かなものの、風は冷たいし、一人でわざわざ出かけるほどの意欲もない。したがって今年のお花見企画はこれにて終了。

昨夜、近所のフレンチレストランから電話が入って、会費1000円で花見をするから参加しないかとの誘いがあったらしい。近所のレストランったって、たった一回行ったことがあるだけなんだけどね。悪くはない味だし、また機会があったら食べようとは思いつつ、あっというまに1年以上たってしまっている。よほど参加者がいなかったのかな。

昼頃、図書館へ本を返しに出たら、途中の小学校の桜がハラハラと散っていた。ハラハラと落ちて、舗道でクルクル舞っているのを足で蹴散らしながら歩いた。こんなのも、ま、いいものです。 
新潮文庫 ★★★


hanibal.jpg読まないつもりだったのに、読んでしまった。読んでしまえば、もちろんそれなりに面白い。

興味を引かれたもの=レクター博士の記憶の宮殿 / メイスンのマッチョ妹 / フィレンツェの伊達男警部
興味を引かれなかったもの=レクター博士の妹の思い出 / シシリアの豚飼い男 / フィレンツェの名所の数々 / レクター博士の講演
/ 南米でのレクター&クラリスたちの行状 / 老いたクロフォード

記憶の宮殿ってのは、イメージいいですね。実際、こういう記憶術があるということですが。通常の人の場合は引き出しのたくさんあるデスクとか、ロッカーだらけの書斎とかを思い浮かべるということです。レクター博士になると、それが壮麗な宮殿になってしまう。ま、楽しめました。




1カ月ほど前に耐熱ガラスのコーヒーポットを割った。で、駅前の西友で同じものをすぐ購入したのだが、そのポットも2週間ほど前、妻が縁にヒビを入れた。チョンと当たっただけなんだけどね。

で、先週、長年使っていた銚子を私が手を滑らせて床に落として、ガバッと割れた。すぐ妻が代替の安物(確か800円ほど) を買ってくれたのだが、それも数日使っただけで、また私がキッチンのシンクに落とし口の部分が半分欠けた。

ほんと、よく壊れる。コーヒーポットはヒビの入ったまま暫く使っていたが、2~3日前に新しく購入。今度はメーカーが違っている。古いものも一応は使用可能なので、これは緊急用にしまい込み。

口の半分欠けた銚子はまだそのまま使っている。酒を入れるのが難しくなり、時々こぼしてしまうが、ま、なんとか使える。妻も気にかけてはいて、昨日も高島屋(だったかな)で見てきたが、急な催し物のあおりを受けて、通常の陶器陳列棚が消えていてだめだったという。 

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