2005年8月アーカイブ

ハヤカワ文庫 ★

 

 ジェラシック・パーク2です。

lostworld.jpg○○○2にろくなものがないのは常識ですが、これも例外ではなく、最初から映画化を想定して書かれた本のようですね。筋書き、登場人物などは基本的に「ジェラシック・パーク」と同パターンです。というより、ちょっと恥ずかしいくらいに同じ筋書きを流用している。

強いていえばやけに元気な動物行動学者(もちろん女性)が新キャラかな。あとはすべて類型的です。

読んで損をしたというほどではないものの、ま、読まなくても損はしません。そうそう、ティラノサウルスの夫婦ががけっこう可愛いです。

 

ハヤカワ文庫 ★★

 

sunsnadmoon.jpgネビュラ賞受賞作。太陽王ルイ14世のヴェルサイユ宮殿を舞台にした空想歴史小説とでもいいましょうか。考証のけっこうしっかりしたファンタジーではあります。妖獣うんぬんのストーリーそのものは、はっきりいってどうでもいい感じ。

老王の不老不死の食材として使われそうになった「妖獣」が、海に沈んだ財宝船の所在を教えてくれる。ファンタスティックでいいですねー。最後の最後でも海の妖獣たちがルビーやエメラルドやダイヤや黄金細工をどっさりプレゼントしてくれます。いいですねー。

女主人公は王弟(オルレアン公かな)の娘の侍女。自然科学が大好きという設定にはなっていますが、それでも当時の娘ですから、基本的には当時の価値観で行動しています。平安朝の「虫愛づる姫」みたいな存在ですね。そのへんの設定がちょっと面白い。

ま、ヴェルサイユが好きな人にとってはなかなかの一冊でしょう。

曇り

子供に夏休みがとれたので、家族で小旅行をしてきました。行き先は平凡ですが日光。行きつけの保養所があり、利用しやすいのでこれまで何回も使っています。

ちょうど台風だったんですよね。関東直撃!という日に出かける羽目になった。下手すると一日中閉じ籠もりかと覚悟してたんですが、心がけが良かったのか台風が急カーブで、翌日はそこそこ晴れてくれました。2泊。

帰路、浅草を下りたら道路がやけに騒々しい。何事かと思ったら、サンバの行列でした。とにかく大人数を動員で、思い切ってドンガラドンガラと練り歩いていました。ボーッと行列の最後まで見てしまった。一応見終わってから駒形まで歩いて、どぜう。混んでいて店の前は数十人の待ちだったものの、意外に早く回転し、15分程度で中に入れました。どぜう鍋定食(裂き)を三人前。ビール2本。

ま、よい夏休みでした。 
晴れ

このところ最低気温は高い(今朝も26~27度)のに夜が比較的過ごしやすい。日中も日差しが強烈な割には風が涼しく感じられる。湿度が低いのだろうか。

ここまで書いてから気になって、天気予報の湿度情報を検索してみた。意外に、ないです。たまにあっても、せいぜいで「現在の湿度」程度。たいして役にたつ感じがしません。日本の夏なんてどうせ湿度が高いに決まってる。わざわざ予報する必要もない。冬はたいてい乾燥してるし、梅雨時はグチョグチョだし、要するに日本の天気予報において「湿度」は情報としての価値がない。サプライズがない。夏なのに湿度20パーセント!とでもいうのならニュース価値があるんでしょうけど。

検索の途中、ドバイの夏は43度~45度で湿度が80パーセント!という日記にぶつかった。ひぇー。まるでサウナ状態。冷房のきいた建物から外に一歩でるとサングラスが曇るんだそーな。だから日本に帰ると「息ができる!」「風が涼しい!!」「外を歩ける!!」から涼しく感じられるんだって。

世の中は広いなー。あのあたり、てっきり高熱乾燥の気候かと思っていた。 

集英社 ★

 

alex2.jpg正式なタイトルは「アレクサンドロス大王 その戦略と戦術」かな。アレクサンドロスがなぜ強かったのかに興味があったため借り出し。

ちょっと失敗でした。どっちかというと「徳川家康に学ぶ経営戦略」みたいな性質の本であり、アレクサンドロス戦略戦術をテーマにしたものじゃなかった。著者はインド系の経営コンサルタントみたいな人です。インド(インダス周辺)の少年たちは大昔のアレクサンドロス侵攻とそれを撃破したインドの王侯(名前は忘れた)のお話をわくわくしながら聞いて育ったもののようです。

それはともかく。詳しくは書いていませんが、どうもアレクサンドロスというのは、歴史上初めて「戦略」とか「戦術」を持って戦ったと将軍(王)だったようですね。とにかく人数を集めて堂々と力押しする・・という単純な戦法ではなかった。近代の参謀本部が考えるような精密なプランとタイミングで戦ったらしい。

上記が真実かどうかは不明。でもなんとなく本当っぽい雰囲気はあります。

何かの小説で、織田信長の軍勢は「脱中世」の戦い方をした、と読んだ記憶があります。たとえば1000人と1000人が戦って、片方の軍勢の10人が死んで100人が怪我をした。負けた負けた!と片方は逃げて和睦を請う。で、その結果は領地の4分の1くらいを割譲。そろそろ農繁期にもなるので、勝利側は満足して引き上げる・・・・。

そういうスタイルが中世だったというのです。相手を徹底的に撃破はしない。徹底的にやるためには、勝利側にも多大な犠牲が必要です。計算すると割にあわない。少し痛めつけて、相手から譲歩を引き出すほうが賢いです。

常識的な戦いの手法を覆し、近代戦を確立したのが信長だった。非常識なスピードで戦う。非常識に相手を殺す。逆らった相手は根絶する。義理も人情も談合も容赦もない。ちょうど小泉総理ですね。いままでの自民党の融和的「常識」が通用しない。まさかそこまでは・・と楽観していたら、本当に、やる。だから古いタイプの戦争しか知らない武将たちは困惑し、うろたえ、あっというまに押しつぶされてしまった。その信長の近代合理方針を受け継いだのが秀吉ということになります。

ま、そういうことのようです。

講談社文庫 ★★★

 

daiseido.jpgニューヨークは5番街に面して、聖パトリック大聖堂というカテドラルがあるそうですね。ビルの谷間なので小さそうに見えるけど、実はかなり大きい。塔の高さも100メートルくらいあるようです。

で、3月17日が「聖パトリックの日」。この日はアイルランド系市民の大パレードがあるんだそうです。かなりの大騒ぎになるらしい。そんな日を選んでIRA過激分派が大聖堂で人質立てこもり作戦を実行したらどうなるか。ま、そういうお話です。

北アイルランド紛争の詳細はわからないです。単純な宗教対立なんかではないようで、実にややこしい。それはともかくとして、血の気が多くて詩人気質のアイルランド野郎とアイルランド女たちが武器を持って籠城し、聖堂を爆破すると恐喝。対するニューヨーク市警も、ま、普通はアイルランド系ですわな。最初から最後までアイルランド尽くし。

別件。読み終えて考えたのですが、ニューヨークの聖パトリック大聖堂の位置づけを持つ建築物って、東京だったら何でしょう。うーん、これが思い当たらない。たとえば東京駅が爆破されるからって、多くの市民は痛痒を感じるでしょうか。お茶の水のニコライ堂? 知らない人のほうが多いか。浅草寺? なくなったら悲しいでしょうが、だからといって国際的な事件になるとも思えない。

東京に限らず全国区でも、国民の多くが強いシンパシーを持つ建物って思い当たらないです。東照宮? 金閣寺? 伊勢神宮? 富士山だったらさすがにみんな関心を持つかな。富士山を爆破するぞ!とテロリストが脅かしてくる。この程度までいかないと現実味がないですね。

晴れ

昨夜は飲み過ぎ。胃が痛い。朝の強烈な日差しが目を刺す。ガスター錠を服用。

ディスプレーが時折ゆらゆらと揺れるのが気にかかる。解像度を変えたりしてみたが変化なし。まだ比較的新しいディスプレーなので、そう簡単におかしくはならないと思うのだが。電圧が不安定なのかな。 
曇り

宮城県沖地震で揺れたと思ったら、いきなりの豪雨。視界が真っ白になりました。ベランダの手すりに跳ね返った強い雨足が部屋の中にまで飛び込んできます。

雨の上がったあとはなんとなく涼しそうですが、湿気が多くなるため案外爽快ではありません。暑くはないのに肌がベトつく。濡れた木々の陰ではセミが鳴き始めました。なんとなく残暑の雰囲気ですね。

今日は夕方から所用で外出の予定。このところ座りっぱなしの日々で足腰が弱っているので、少し早めに出かけるつもりです。まるで老人みたいな言い方ですね。 

ハヤカワ文庫 ★★

 

e_shadow.jpgエンダーのゲームの続編というか、姉妹編というか、同じ出来事を違う視点で描いたという苦し紛れ的な一冊。主人公はエンダーの副官役(そんな奴、いたっけか?)のビーン。「ちびマメ」ですわな。

発育不良でひ弱で、しかし悪魔的に賢い幼児がストリートチルドレンの中で生き抜き、やがて徴兵され、 頭角をあらわし、エンダーに出会い、補佐役となり、教官たちの策謀を見抜き・・・。カードの大好きな「可愛げのない天才少年」ですね。ただ同じ時系列を違うヒーローが追う形式のため、どうしても独立峰エンダーの魅力は薄れてしまっています。エンダーがどう苦しみ、どう乗り越えていったかという一作目の新鮮な感動がないばかりか、むしろエンダーが単なる操り人形にも見えてくる。楽屋ネタがすべてあかされてしまうとでもいいますか・・。

ビーンという少年像はよく作られたような気がします。でも結局のところ二番煎じ。カードがすすめるようにこの作品を読んでから一作目を読んだりしたらかなり悲惨でしょう(絶対にやってはいけません)。そういう微妙な部分に欠けているのがカードという人です、たぶん。

「エンダーのゲーム」に感動した読者なら、ま、読んでもいいとは思います。でも、読まないほうが良かった!と思う読者も少なからずいるんじゃないかな。

 曇り
 
連続の酷暑がようやく終わりそうな雰囲気。ただ、湿度はまだ高く、夜もさほど涼しくはなっていません。早く熱帯夜の終焉となってほしい。爽やかに眠りたいものです。

昨夜は久しぶりに洋風の食事。近所のパン屋で買ったバゲット、何故か枝豆、それにサーモンのムニエル(たぶん)にマスタードバターのソース(たぶん)を添えたもの。このディジョン・マスタード、思いの外に美味でした。辛味はほんのり、かすかな酸味。フランス料理のマスタードは「塗る」ものではなく、どちからというと「食べるもの」なんですね。パンの切れっ端で掬ってなめてもけっこうな味です。1瓶だけ買ってきたブルゴーニュ土産のマスタードをついに開封したのですが、こんなことなら何本も買ってくるんだった。

ワインは先日買ったチリの安いシャルドネ。ちょっと甘すぎた感もありましたが、ま、800円クラスの白としては充分でしょう。飲んでいるうちにぬるくなってきたので、ボールに氷を入れてワインクーラーの代用品にし、寝かして冷してみましたがこれも正解。やはりしっかり冷たいほうが飲みやすいです。

実は先月のブルゴーニュの旅では、観光客相手のワインカーブで30種類ほどのワインを試飲をする機会がありました。ワインの味を語るような人間ではないのですが、それでも集中して口に含んでは吐きを繰り返していると、鈍い舌にも一種の「基準」のようなものが出来上がりますね。良質のワインというのはこういう甘さ、こういう渋み、こういう後味でいいんだ・・というスタンダード感覚。そういう意味では実に素晴らしい体験でした。

また行きたいなあ。 

中央公論新社  ★★

 

kokuhaku.jpgあーくたびれた。

河内音頭のスタンダードナンバー「河内十人斬り」に「男持つなら熊太郎弥五郎、十人殺して名を残す」とうたわれた明治の殺人鬼のお話です。

これだけの紹介では何も言ったことになりませんね。でも、どう言ったらいいのか。そもそも町田康の本を読んだことのない人に、パンクロック歌手・詩人・小説家という町田康の本を説明するのは非常に難しい・・・。

冒頭、私は太宰の「ロマネスク」をなんとなく思い出しました。タイトルは忘れましたがナントカ次郎兵衛という主人公のお話。ケンカに強くなりたいと願って修行して、見事にケンカ名人になる。ただし町田康の描く主人公・熊太郎は見かけ倒しだけでちっとも強くはなれません。強くはないのに、でもヤクザものになってしまう。おまけに無教養な河内男の内部にはねじくれた自我と内省と臆病が巣くっているので、なんともやっかいなことになる。

アホである。役立たずである。頭でっかちである。しかも思念を実際の言葉にする術を持たない。口を聞けばいっそうアホにしか見えない。そういう男がさしたる自覚もなく、崩壊します。崩壊のついでに老若の村人10人を惨殺。山狩りの末、金剛山で自決。

で、なぜか彼らは一種のヒーローとして河内音頭に歌われることになってしまう。作者・町田康が騒ぎまくって饒舌に書きたてる河内弁の氾濫で読み手の頭の中までグチャグチャになる。へんてこりんな長編です。疲れます。ファンにとってはたまらん本なのかも知れません。

新潮文庫 ★★

 

daisan.jpgもし同じ顔、同じ体型、同じ遺伝子の男たちが2人、3人、いやオソマツ兄弟のようにもっと多人数いたらどうなるだろうか、という小説です。同じように優等生になるだろうか、同じように犯罪者になるだろうか。DNAが重要なのか、それとも環境が鍵なのか。

こういう仕掛けを実現させるために、ま、クローン兵士計画の陰謀がどうとか一応の説明はつけています。でも、それは単なる舞台設定に過ぎないでしょう。もっともらしい設定の上で、ラブストーリーがあったり、陰謀暴きがあったり、取り違えがあったり。そうした面白さを追求した本というべきでしょうね。

ケン・フォレットですから、当然そつなく書きすすめています。それなりに面白い。どんどんページが進みます。でも読み終えてみると、なんかアホくさい・・。小道具としてPCやインターネットも活躍してはいますが、これもなんか嘘っぽい。あんまりPC使ったことのない人が書いてることが、たぶんバレバレです。(フォレットってのは、えーと・・・1949年生まれか。トシってほどでもない。するとPC関係の文章がぎこちないのは訳者の関係かな。訳者は・・・1947年生まれ。うーん、はて、どっちの責任なのか)

角川文庫 ★★

 

yorunokodomo.jpg最初の数ページを読んで、あ、既読だった・・と後悔。それにしては展開に記憶がない。この本、以前読んだことがあるのか、なかったのか。不思議。

ドラキュラ伝説の新解釈です。要するにトランシルヴァニアのこの一族、一種の免疫不全体質で、そのため血を定期的に摂取する必要がある。でも、こういう解釈、他でも読んだことがあるような気がするなー。

ま、それはともかく。このドラキュラ話と現実のチャウシェスク独裁体制終焉を絡めて、独特の雰囲気をかもしだしているのは巧者シモンズです。過去と現在、中世の吸血鬼と現代の独裁体制。繋がるような繋がらないような、不思議な相似形。独裁打破後のルーマニアの陰惨さがなんとも言えません。

そんなふうに舞台設定はなかなかいいのに、ただ登場人物がなんと言いますか、類型的。あるいはハリウッド的。美人医師は大立ち回りをするし、片足の司祭も大活躍。味方なのか敵なのかわけのわからない青年は結局のところ、■(伏せ字)だし。終盤はかなりご都合主義な感もあります。このへんのドタバタ加減はダン・シモンズの特質なのかも知れません。この種がけっこう多いような気がする。

そうそう。本筋とあまり関わりはありませんが、串刺し公ヴラド・ツェペシュ(ドラキュラ公)の回想部分はけっこう味があります。この串刺し公、超残忍ではあったものの歴史的には対トルコ防御戦争の英雄であったことも事実のようです。

晴れ

いつの頃からか、少なくも数年前から足の裏にタコができている。正しい意味でのタコかどうかは不明だが、とにかくただでさえ固い踵の皮膚の一部が石のように盛り上がり、いろいろ不都合が起きる。気が向いてカッターなどで削っても、すぐまた厚くなってくる。軽石で擦っても、また分厚くなる。ボクは厚くなるんだ!と皮膚の奴が決めてしまったらしい。

先日、所在なく己が足をじっくり眺めてみたら、あれ、タコの奴がずいぶん大人しくなっているではないか。まだ多少は分厚いものの、ま、目立たないほどと言ってもいい。もう少ししたら消えてしまうかも知れない。

なるほどねー。もう数カ月というもの、まともに靴を履いていない。朝から晩まで酷使するということがない。家にいるときは裸足だし、たまに外出しても数時間のことだし。ふーん。

嬉しいというべきか。あまり嬉しくないというべきか。ちょっと複雑な感慨です。 

中央公論社 ★★

 

franceshi.jpg歴史の陰に女あり、という視点はかなり陳腐ではありますが、でもその俗っぽさがたまらない。偶然このシリーズをみかけて、最初に借り出したのが巻5。巻5は美男といわれたルイ15世が縦筋です。

あははは。かなり笑えました。なにしろ初っぱなが「女性に関心を持たない少年王」に、いかにして目覚めてもらうかと周囲が苦心惨憺するというお話です。うまくいけば玉の輿、若い女官連中はもちろん、町娘や娼婦まで総動員して、あの手この手の誘惑です。でも、うまくいかない。

もちろん、そのうち春情勃発ですけどね。火が付くともう止められない。次から次へと手をつけるんですが、いちばん有名なのはポンパドゥール夫人でしょうか。そうそう、王の晩年には新婚早々のマリー・アントワネットにいじめられるデュバリー夫人というのもいます。著者によるとデュ・バリーとは「小さな樽」という意味なんだそうです。

私、個人的にはもう少し古いあたりが読みたかったのですが、人気のシリーズらしく、なかなか図書館には残っていません。そのうち、ようやく巻1が返却されていたのでパクッとこれも借り出し。

巻1はクローヴィスから始まっていました。5世紀、メロヴィング朝フランク王国の始祖ですね。ここから始まって100年戦争あたりまでカバーしています。馴染みのない王や王妃が多いのですが、ま、いろいろ面白かったです。

戦争も条約も政争も十字軍遠征も、すべての原因は女性にあった。こういう考え方に気分を悪くする真面目な読者も多そうな気がしますが、でも案外真実だったりするんじゃないかなーという気もします。続きを発見したら、また読んでみようっと。

蛇足。
そうそう。有名なベルサイユの鹿の苑(鹿苑)も著者に言わせるとたいしたものではなく、次から次へと手をつけた町娘連中をちょっと住まわせておく小住宅だったそうです。ただ惜しむらく名称が妙にエロチックだった。そのため過大に噂され、まるで隠微なハーレムのように見られてしまった・・。もちろん、本当のところは不明です。

蛇足2。
中世の一時期、ローマ法王庁では王族の婚姻について「七親等」以内は不可という規定を設けていたそうです。あまり深く考えない坊さんが決めたんでしょうね。その結果としてヨーロッパの王族たちは対象とすべき相手を見つけるのが非常に困難になった。なんせこの頃は子供の数も多かったし、それをあちこちに片づけているとヨローッパ中の主要な家はほとんどが複雑に入り組んだ姻戚関係になってしまう。

えーと、例を上げてみると、たとえばスペインから嫁いできた祖母(=2親等)の腹違いの妹(スコットランドに嫁いだ=4親等)の産んだ娘(5親等)がザクセンに後妻に入って産んだ娘(6親等)のまた娘(7親等)。特別の許可がない限りこの人とは結婚できません。曾祖父あるいは曾祖母が共通の一族とは基本的にダメということかな。だから遠いデンマークとか、ロシアとかからはるばる嫁さんを迎えるケースが往々にして発生したんだしょうね。

西日

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晴れ

書斎(フォーマルには子供部屋。私だけが密かに書斎と呼称)の向きが悪く、夕方になると禍々しい西日にさらされる。カーテン閉めても隙間から強烈な日差しが差し込んできます。ディスプレーも見づらく、目が痛みます。それにしても暑い!

暫くは我慢していましたが、最近はもう諦めました。日が低くなってきたら早々に逃げ出す。逃げ出して、南向きのリビングでソファーに居座り、本でも読んで過ごすのが正しいようです。風の通りが悪いようなら、年代ものの扇風機を回します。確か子供が2~3歳の頃に近所の大型スーパーで買った安物の扇風機ですが、とりたてて問題もなくスイスイ風を送ってくれます。こういう単純構造の機器は実に長持ちしますね。やれやれ。 

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