2004年6月アーカイブ



駅から会社までの道、あの交差点、あのビルの前・・と灰皿のある場所をしっかり把握している。なんせ地元の道路は歩行禁煙だし、駅構内はもちろんダメだし、吸う場所がない。どうしても駅をおりてから一服つけることが多い。ポイ捨ては気が咎めるので、灰皿のある場所までの道のりと時間を計算しながらの喫煙になる。

数日前から、その灰皿がなくなりつつある。灰皿のあった場所は歩道が穴になっているので赤いコーンが置いてある。不審だなーと思っていたら、その現場を見つけた。「灰皿撤去作業中」と小さな立て看板を置いて二人ぼど作業員が掘り返していた。区か町内連合会の仕事だろう。

近日、このへんも完全に歩行禁煙になるんだろうな。仕方ないことではあるが、うーん、仕方ない。タバコを吸うという習慣そのものを考え直さないといけないのかもしれない。そうは思うんだけど、なんせ長い長い悪習なので、なかなかに踏ん切れない。困ったものだ。

いっそタバコを販売中止にしてくれた方がまだしもスッキリする。税収に頼り、キヨスクでタバコを売り続け、タバコの自販機が街中に氾濫しているこの状況で、どんどんタバコを吸いにくくしているというのは矛盾だよなー。そんなに悪いものなら、売るな! 
BayjinにはSwamp側から入りました。

 lightsw2.jpgこっちから入る利点は海街道を回避できること。レベル13~15の2人では、海は辛過ぎます。もちろん入り口にはRinjin連中が待ち構えてますが、これはうまくおびき出して少しずつ削っていくとなんとかなります。で、いったん入り口を確保してしまえば、あとは洞窟の出口で3匹+1匹を倒すだけで小屋まで疾走可能です。

4回目で*Light* *Sword*が出ました。戦士は喜んで貧弱なエペと交換。ようやくまともに戦えます。小屋から出るときもカニが群がっているので辛いですが(うっかり小屋で昼寝なんかしていると、匂いを嗅ぎつけてものすごい数が集まってきます。したがって昼寝は禁止。体力はスペルを使って回復します)、最小限の戦闘で焚き火の周辺へ。物陰から飛び出してノラクラしているRinjinどもをなんとか倒し、これで次は瀕死の病人の持っている*Light* *Shield*です。

この時点では捕虜は放置です。ものは試しで、さらに海へ出て亡霊に会って、もう一枚の盾を入手しようかなとも思ったのですが、やはりダメでした。数匹のサカナに出会って、あっけなく全滅。海の道は、もう少し強くなってからでないと無理ですね。

ここまでがチートのようなもので、あとは地道に進めています。Z'antに会い、誘拐事件をこなし、樹の上の親分と商談し、盗難クレームを受け、親分には死んでもらい、シャーマンから部屋のカギをもらい、ブリーダーを抹殺。下に降りてそれぞれ依頼主に報告して瑣末なポイントをもらい、一段落。

現在レベルは19と16。ようやくUmpani関係に進めます。あそこも地下の未踏査地域はけっこう時間がかかりますね。でもすべて踏破する予定です。それが終わったらMookのビルに親書を届けに行こうな。 
晴れ

日曜日。子供に頼まれたとかで、妻は分厚い本を抜き出して子供の暮らす千葉県へ。勤務先の構内にある宿舎へ行って、掃除をしてあげて、それから銀座へ出て食器棚を一緒に買うのだという。子供は夜勤明けで、まる一日、時間をとれるらしい。ジャムやら何やら細かな食べ物を小瓶に入れていたのは、持っていってやろうということだろう。数枚の皿までいれて、ずっしり重くなった紙袋を両手に下げて出かけた。親心だなー。

夜、帰ってきてから聞いた話。

汚かった宿舎も、けっこう人の住まいらしくなっていたらしい。意外にマメなタイプだったのかな。飲み物なんかもペットボトルを買わず、安いパックの麦茶を買って自分で淹れているとか。ご飯が余るとすぐお握りにしてパッキングし、冷蔵庫にしまっている。おまけに切り干し大根まで作って食べている。切り干し大根ね・・・。そんなものを作るような子供とは知らなかった。

どうも女の子というのは、ふだん見ていないようでも母親の暮らし方や家事のやり方をけっこう吸収し、伝えていくものなのかも知れない。ミームの伝承というやつ。その点、男の子は役にたちませんね。先日も打ち豆の食べ方を妻に聞かれたけど、ぜんぜん知らない。子供の頃は母に言いつけられて打ち豆作り(木槌でトントン豆を潰す)はさんざんやってるけど、あれが生の大豆だったのか、茹でてあったのかも知らない。

味だけは覚えてますが、作り方の詳細はなーんも知らない。この日の夕食も私一人ぶんを作ったんだけど、一つ覚えみたいにシーチキンのオムレツ。思いついて、冷蔵庫で発見したウィンナーを2本、茹でてあった甘いインゲン豆みたいなやつ(名前は知らない)を数本刻んで入れただけマシかな、という程度。

ホンネをいうと、シーチキンは缶を開けたまま醤油をたらしたほうが美味しい。これに白いご飯でもあれば酒も飲めるし食事にもなる。そういえば昼食はインスタントラーメンに冷凍のご飯を少し放り込んだラーメン雑炊でした。このへんは、妻には秘密。

子供が小さい頃、妻が外出のお昼には時折オリジナル卵丼を作ってやりました。醤油たっぷりの鰹節入りタマゴ焼きを、ただご飯の上に載せるだけなんですけどね。卵がまだ固まらないうちに火を止めるのがコツ。お母さんにはナイショだよと口止めするのが常でした。こういう悪いミームは伝わってないだろうな、たぶん。 
修道院からの道は意外なほど簡単でした。遭遇戦皆無。Stealth50~60のおかげもあるでしょうが、とにかく走り続けて、スレスレですり抜け。息をきらして町に飛びこみました。

arnika.jpgその後はいつものパターンで、パトロールのしり馬に乗って戦闘しては経験値を稼ぎ、ある程度強くなってからは銀行の玄関でキャンプを張って敵を挑発。囲まれても1ターンをしのげば動けるので、狭い玄関のちょっと奥に引っ込む。これなら常に1対1の戦いができます。で、効かないIching Skinを最大限にかけまくってAlchemy領域をあげる。他の3領域はKnockKnock、Charm、MindReadでまかなえますが、Alc領域は手間がかかります。

今回はAlcポイント50でようやく高価なポーションを作れました。いったん作れるようになれば、あとは嫌でも上がって、あっというまに60、65を越えてしまいます。

現在レベル10~11。貯金も80万ほど溜まりました。もう少しため込んでから旅立ちです。戦士の武器が弱過ぎるんで、まともな武器がほしい。および呪本購入の旅です。

Bayjinにはどっち側から入ろうかなー。これも迷うところです。
雨強風

数週前の雨、500円の安傘の柄と傘が取れた。傘の頂部に接続している柄がポコッと外れた。

あわてたけど、グイッと押し込んだらもとに戻ったので、それっきり忘れていた。

で、今日の台風まがいの強風。帰宅途中、また柄がポロッと外れた。雨を避けるためビルの軒先に入ってまたグイッと押し込み修繕。なんとか駅までもってくれるといいなーと風に翻弄されながら歩いていたら、また外れた。今度は傘をさした格好のまま外れたので、傘だけがロケットさながらシューッと上空に舞い上がって、数メートル前の歩道に着地。OLたちが笑っていたような気がする。

仕方なくそのまま歩き、、以前と同じ化粧品店でまた同じブランドの500円傘を購入。お宅で買った傘だから悪いけど始末してくれる?と濡れた壊れ傘を返却。人のよさそうな若い女子店員で、状況を理解しないふうで受け取ってくれた。よかった。不幸中の幸い。破れ傘もって雨の中でゴミ箱探しはひどいからなー。 
曇り

暑い! 気温もさることながら、台風の影響なのか湿気が高く、これがこたえる。座っていると顔中が汗だらけになる。コテコテと何回も汗をぬぐっていたら、額がヒリヒリしはじめた。

ベランダの小椅子にすわって(風が通ってさすがに涼しい)タバコを吸いながら目の前の鉢植えなんぞをながめる。することもないので、ジーッとながめる。

2~3週まえに植え替えたツタ。ぶらぶらしているツルの途中に根が出ていたので、根付かせようと思って鉢の縁にツルを載せて安定させ、垂れた根に土をかぶせてやった。喜んですぐに根を張るかなーと思うと、なかなか付かない。で、ひまにあかせて更にしっかり土をかぶせ、水も少し与えてやる。

風で揺れるんですねー。ツルがふらふら揺れて、そのたびに根の部分もグラグラ揺れる。これじゃなかなか根を伸ばせないなー。

追記
なんという名前のツタなのかWEBで調べたら「アイビー 斑入り」だって。調べて損をした。

不調

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快晴

今週は体調不良。胃が痛い。寝ても寝ても、寝れる。

サボっていた胃潰瘍防止の薬を少しマメに飲んでいます。あまり連続して服用したくないんだけど。 
案の定、また始めてしまった。ほんと、好きだなー。

一人旅かな・・とも考えたけど、これってけっこう寂しいんです。やはり会話のはずむ弥次喜多道中、戦士と魔法使いの旅が常道でしょう。ヒューマンのFighterとBishop、もちろん男女に決めました。

burz.jpgヒューマン種族ですから、能力は平凡です。最初のうちは辛いだろうなーと思ったら、やっぱり辛い。そうそう、難易度はもちろんエキスパートです。

2回ほど試行錯誤をした末、やはり途中でStealth修行を入れることにしました。これがないと集中攻撃を食らうんで、体力勝負のFighterでも1ターンでボロボロになってしまう。

現在はレベル5~6。山の上の行商人のところでご機嫌取りの練習をしています。それぞれのStealthはあんまり高くするのもズルい気がして50~60程度。これでもけっこう効いてるんで、割合楽になりました。これから修道院の上階です。 

朝寝

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薄曇り

妻が起きた気配は感じていたけど、たぶんトイレかなんかだろうと思っていた。それからひと寝入りして、そろそろ起きるか・・と隣りのベッドを伺うと、いない。時計をみたら、呆れましたね、9時半でした。

昨夜は何時だったろう。酒かっくらって、ニュースステーション(最近、見ていない)を横目に引っ込んだのだから、たぶん11時にはなっていない。下手すると10時半過ぎとか。すると少なくも10時間以上、11時間近くは寝たことになる。

我ながら、あきれ返るというか、ちょっと感動しています。あははは。 
集英社 ★


matsutoshi2.jpg副題は「加賀百万石を創った人々」

複数の執筆者による加賀百万石史。 ま、期待しないで読んだのだが、予想通りだった。冒頭(だったかな)の永井路子の分担分が比較的読めて、あとは・・・という印象。たいして知識のない私にとってさえ、新視野で目ウロコ!という内容はなかった。

要するに、利家、まつ、利長、利政あたりというのは、いい資料が残っていないんでしょうね。もちろん量はそれなりにあるんだろうけど、みんな後世のものだったり、やけに神格化されていたり。

集英社というのもよくないかな。このテの本は歴史専門の人物往来社(名称これで正しい?)みたいな版元のほうが、むしろまともに作ってくれるような気もする。


筑摩書房 ★★


igirisuno.jpg副題は「フォークロアと文学」。よく知らないのですがブリッグスという人、このジャンルでは定評のある研究者らしく、堅い真面目な本です。ファンタジーがすごく好きでつい手にとってみた・・という読者にはとっつきにくい内容でしょう。

と、偉そうに書いてる私も、けっこう手こずりました。そもそもの素養がないからなー。ゴブリン、フェアリー、インプ、ブラウニー、ドワーフ、エルフ、シルフ・・・あとは知らない、という程度。

なんとなくブラウニーというのは家にいて、よい事もしてくれる妖精というイメージはありましたが、読んでみると面白い。妖精と付き合うのはそれなりに大変なんですね。気がむくと家事を手伝ってくれるけど、お礼には最上のクリームを容器に入れて暖炉の上に置いておかなければならない。感謝しないと怒るし、といってへんにお礼を言ったりするとヘソを曲げるし、感謝の気持ちで着るものを作ってあげても素材が粗末だといって文句をいったり、あるいは上等の衣服でも「もういなくなれってことか!」と怒って消えたり。

だいだいは小さな連中のようです。小はキリギリス大、親指大からせいぜいで子供程度。岩山の内部に宮殿があって、月夜は丘の上で踊ったり、歌ったりする。日本のコブ取り爺さんのような話も多々あるようです。ま、日本にすれば河童とか天狗とか、狸みたいなイメージなんでしょうかね。キリスト教の立場からは「悪魔の手先」と毛嫌いされているけど、民間には根強く残っている。

そういえばあのジャンヌ・ダルクも村外れの泉で妖精のダンスを見たということ読んだ記憶もあります。感受性のある人には彼らの存在が感知できるのでしょう。

なかなかに勉強になりました。


曇り

電車を降りてエスカレータへ。バラバラと集まった乗客が扇状になって、自然に整列し、エスカレータの2列に集約されていく。ロートの中の大量の豆みたいなものですね。

で、ロートの豆ですから、スピードは遅い。なんとなく、このへんでは5列程度、このへんでは3列になり、数メートル手前では譲りあいながら2列になって、そのままエスカレータに吸い込まれていく。

で、その牛歩の列の横をスイッと通過していく人がいる。杖を持っているサラリーマンふうのまだ若い人。白い杖ではないから、たぶん脚でも不自由なんでしょうね。スタスタ歩いてエスカレータの口まで歩くと、グイッと割り込む。杖もってる人なんで、ま、たいていの乗客は譲りますわな。

同じ時間帯、同じ光景をこれまで3~4回は見かけました。みんなと一緒に列の後尾に並んで少しずつ前進することを拒否して、常に一番前で強引に割り込む。

どういう事情があるのか、どういう人なのが、詳細はわかりません。わからないから、特に非難はしないにしましょう。でも、なんとなく後味が悪い。一度は混み合うコンコースを、せっかちに歩いている姿も見かけました。 
ようやくエンディグを迎えた。完全に終了したのは実はこれで二回目。

今回は最後の最後でViを連れにArnikaまで飛び、久しぶりにヘッドホンで音声をききながらプレー。声が出るとちょっとかったるいけど、やはり雰囲気はある。

なるほどねー。そういうシナリオになるのか。なるほど・・・。

現在、レベルは21~22。Fighterは23。これから何をしようか。真面目にクラシックダンジョンでも探索してみるかな。 
曇り後雨

空が暗いなーと思っていたら、雨が降り出した。十分ほど前に出かけた妻、たぶんもう駅にはついているだろう。子供と待ち合わせてデパートで買い物に付き合うとか言うておったな。

子供のの職場も思ったよりは悲惨ではないようで、けっこう日曜は休めるらしい。先週も髪を切りに行ったらしいと妻が言っていた。けっこうメールが入っているみたい。

昨日も妻が外出していたので、スーパーで買い出しをして、昼は白菜を数枚ぶちこんでインスタントラーメン。いちばん安いチャルメラです。これで十分美味しい。

ついでに買ってきた桃屋のキムチの素を使って、数日前に購入の「中国産国産 和風キムチ」を漬けなおす。メーカ(というか、販売者)は日本の漬け物やさんらしい。量が多くて安いけどなんせ中国産なので納得してはいたのだが、いかんせん味がひどかった。単にスッキリ薄味というのではなく、ひたすら甘い。辛くもない。妻に言わせると「パプリカ色素って表記がある。この赤みは唐がらしの赤ではないということでしょ」とか。なるほど、中国産唐がらしも使ってないのか。

一口食べると気分が悪くなるような味だった。で、大量(700グラム!)を処理するためにはキムチ鍋にするか、豚肉と炒めるしかないと言われたんだけど、それでも食べられる味になるかどうか・・・というわけで、あえて「桃屋のキムチの素」を追加購入するというギャンブルをやったわけです。

結果は大成功でした。ザッと洗って絞り、キムチの素をまぶし、数時間おいてから恐る恐る試食してみたら、うん、いい味です。塩は強くなったけど、まっとうな味。下手な焼き肉屋のキムチより美味しい。というより、どうして他のメーカーはこの程度の味を出してくれないのだろう。

私、桃屋というメーカー、実はけっこう好きで信頼もしています。決して上品とかいう味ではないが、しかし十分食べられる味を保証してくれる。私自身の育ちの問題もあるんでしょうかね。大きな声では言えないけど、気取った酒悦なんかより桃屋のほうが美味しいと感じてしまう舌の持ち主です。 
平均レベル18からやりなおし。また溶岩の荒野を歩き、時期外れの戦闘をしている教団坊主連中を助けてからつづら折りを上り、Bellaと少し話をしてからAscention Peakへ。今度は用心して、中央のオブジェのあたりまで行ってポータルを設置した。

いままで知らなかったけど、この道の途中、右側にお城のテレポーターからの出口があったんですね。この正規ルートのドアを通過すると必ず地震が発生していたのは、はるか南の狭いところでRapax連中がハッパをかけていたのか。そんなことも気がつかなかった。

prince.jpgで、道を確保したので、あらためて色白女王をいじめたり(ここではEye for Eyeが実に効く。魔王の呪文が跳ね返って、バタバタ死んでくれます)、王子のキャンプを荒らしまくったり。

キャンプは突入すると同時に集団戦になります。連中、遠巻きに呪文をかけてくるので、なるべく早めにテントの陰に走りこまないと、ズルズル体力を削られてけっこう苦戦します。いちばんいいのは王子のテントに飛び込むことですね。大量のTemplarと戦闘しているあいだ、王子と官女たちは出番がなくて氷りついています。ウソコに「まだ気がつかないことね」という不自然な状況で、笑ってしまう。Templarとの戦闘が終了すると、ようやく「なんだオマエは!」とか、わざとらしく驚愕してくれます。

捕虜を救出して、ミサイルを発射して、現在はレベル20。Fighterだけはレベル22。これからAscentionの巡礼の旅を開始です。そうそう、FighterにはIvory Bladeを持たせてます。盾も持てるし、破壊力もExcaliberに比べてそう見劣りするわけでもなし。けっこうよさそうです。

それにしても、例のスケベ魔女。どうしようか。放置しておくか、それとも世のため人のために殺すか。殺すためには一回、義理でも添い寝しなければならないのが難点。はて。 
マガジンハウス ★★★★

boushoku.jpg拾い物だった文人悪食の続編。妻が前編「悪食」と間違って、新刊の「暴食」を借りてきてくれた。

「悪食」の方では既にメジャーの漱石とか鴎外などを使ってしまっているので、こっちは少し格落ちの八雲、逍遥、四迷、独歩、虚子、犀星などなどの連中。格落ちといったって、錚々たる作家たちですよね。

テーマ(暴露された食生活)も面白いんだけど、でも要するに嵐山さんの書き方、切り取り方が上手なんですよね。この続編を書くのに八年だか十年かかったと記してありましたが、それも理解できる。あるいは代表作といっていいかも知れないです。ほかに嵐山って、どんな本、書いてたっけか。

この本では常にその作家の体型や容貌、食べ物の嗜好や量など、具体的なものから迫っていきます。だから説得力もあり、実に意外性がある。たとえば徳富蘇峰と蘆花、なんとなく蘇峰は豪快な快男児で蘆花は繊細な民衆派みたいな印象があるけど、実際には逆転。蘆花ってのは腕力モリモリの巨漢で、豚のような大食漢でおまけにウジウジした嫌な野郎だった。

鈴木三重吉には笑えました。漱石門下。童話の「赤い鳥」創刊で有名な人です。なんとなく眉唾な気持ちを個人的には抱いていましたが、やっぱりそうだった。大酒飲みで、からみ酒で、お山の大将になりたいタイプ。でも傲慢かつ独りよがりでみんなに嫌われた。仲のよかった白秋とのケンカが致命的で、我慢できなくなった白秋が離れた結果、この赤い鳥は衰退します。

芥川の原稿(蜘蛛の糸)を添削したというのもすごい。さすがに周囲が「そんなことしていいのか」と咎めたけど「いや、芥川といえど子供向けの文章はウニャウニャ・・」と、平気で赤を入れた。

若い頃の川口松太郎。こういうタイプは大っ嫌いだから我慢できず、なんかの時に突っ張り棒かなんかで三重吉をさんざんぶん殴ったこともあるらしい。三重吉、偉そうにしている割りにはケンカは超弱かったそうです。

そうそう、芥川の「葱」のモデルは宇野千代と今東光だったんですね。「オレとデートしてるのにあいつ、ネギなんか買いやがって」と東光がボヤいたのを聞いて、あの短編が生まれた。宇野千代ってのは男も好きだったけど、食べることも好きだったし料理に工夫するも好きだった。長生きした人です。


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